世界に色をぬる

あけましておめでとうございます。しおりです。今週のテーマは「2015年の抱負」。

年末年始は海外へ

12月29日から1月3日までは、バリ島とシンガポールを満喫しつくした。バリ島では、コンラッドバリでひたすらまったり。強い日差しと広いプールがまさにリゾート。海もすぐそば。

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年越しの瞬間はシンガポールのマリーナ地区でおしくらまんじゅうしながらきれいな花火を見た。シンガポールは、今年で独立50周年らしい。風がなくて最後の方は空一面がもくもくと煙だらけだったけれど、そんなことも含めて愉快でカオスな年越しセレモニーだった。帰り道は、道路規制の柵が決壊して人がどっと車道に流れ出たりと大騒ぎ。

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家族と紅白を見ない年越しなんて、今回が初めて。国によって年末年始の雰囲気は全く違うのだなあと驚いた。シンガポールで迎えたのは、「お正月」ではなく、「New year!!!!! Yeah!!!!!」という感じ。日本のおせちを食べそびれたのが少し悔しい。

念願のマリーナ・ベイ・サンズにも泊まることができた。奮発して、46階のクラブルーム。お昼も夜も、景色が素晴らしい。

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プールは風が強いし水は冷たいしでぶるぶるしていたけれど、憧れの場所だったので行けて嬉しい。

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夜のビュッフェはワインなどが飲み放題で悶えた。食べすぎた。家でも真似したい味付けや彩りにたくさん出会えた。

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2015年の抱負

海外に滞在したのは数日程度だったけれど、その中でも日本の良さを改めて感じることができた。日本では水道水を安心して使えるし、飲食店も清潔なところが多い。また、日本はマナーを守る人が多いと感じた。自動車は基本的に安全運転だし、シンガポールで何度も経験したように切符売場で横入りしてくる人もいない。あと、海外ではサービス提供時の待ち時間が長すぎると感じることが多かったので、逆を言うと日本のサービス提供は非常に効率化されているのだと思う。

逆に、海外の良さにもたくさん触れることができた。私は日本のスムーズなサービス提供に慣れすぎてしまっているため、待ち時間が発生するとちらちらと腕時計を見たりしてしまうのだけれど、周りの人達はそんな時でも楽しそうで心にゆとりがあるように見えた。それから、外国からきた観光客の大半が安心して過ごせるぐらい英語文化が浸透しているのが素敵。日本だとこうはいかないものね。あと、シンガポールのスタバで店員さん達が急にジングルベルを歌い出したり、というような、人々の陽気さもなんだか新鮮だった。

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そして、シンガポールからの帰り、日本上空まで到達した飛行機の窓から陸地を眺めた時に、この世界は私がまだまだ知らないことで満ちているなと改めて気付かされた。今見えているあの辺りって何県なんだろうとか、日本にはこんなにたくさん緑があったんだとか、あの海沿いの大きな施設のようなものはなんだろうとか、とりとめもなく考えていたら急にそう気付かされたのである。だから今年は、日本のことも海外のこともじっくり学ぶ年にしたい。

日本も海外も自分の足で歩いて、それぞれの利点や欠点を自分の目で見たい。良いものがあればそれを広めたり、悪い部分があればそれを改善するような活動の一助となりたい。特に日本なら、やっぱり大好きなラーメンや日本酒にもっともっと詳しくなりたい。さらに、何かを目にした時に感じられることの量・幅を増やすため、歴史や地理、宗教、政治経済などの知識を蓄えたいと思う。もちろん語学も。

三軒茶屋の交差点に古びた食器屋さんがあって、「土地を貸せばもっともうかりそうなのにね」「でもこの土地に思い入れがあるんじゃない?」みたいな会話を先日人としていた。後日、ふと思い立って三軒茶屋の歴史を調べた時に、土地名の由来となった三軒ある茶屋のうちの一つ「田中屋」がその古びた食器屋さんの前身だったと知った。すると、ただの古びた食器屋さんが、突然ロマン溢れるお店に見えてきた。

きっとそんな風に、知れば知るほど世界は鮮やかに見えると思う。

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あとは、今までもずっと意識してきたことだけれど、毎日何か新しいことに挑戦したり新しい知識を取り入れようと思う。日々が同じことの繰り返しにならないように。今年は、新しく取り組んだことが何であるかを毎日メモするために、日記アプリをダウンロードしてみた。
今年やりたいことのリストも作った。

私は飽きっぽいので、人生をかけて何かを突き詰めたいとか成し遂げたいみたいな大それた夢は持っていないのだけれど、これから世界を知っていく過程で副産物的に、情熱を傾けられる夢やライフワークが見つかればいいなと期待したりしている。

心が躍る2015年の幕開け。皆様、今年もよろしくお願いいたします。


クリスマスのしっぽ

街はもうすっかりクリスマスの装いだけれど、私は2週連続でレンタカーを借りてひたすら引越し作業に追われたり、諸々手続きをしたり、退去のための大掃除をしたり、新居の整理をしたりとクリスマスムードよりも師走感を味わう毎日が続いている。今月5日が誕生日だったのだけれど、それから本当にあっという間に時間が過ぎて、気づけばもうクリスマスがやってきていた。

今週のテーマは、今年のクリスマスの過ごし方。

毎年気合いを入れてお店を予約したりするのだけれど、今年は何も準備ができなかった。祝日の23日は昼頃にゆっくり目を覚まし、健康体を目指してランニングに繰り出した。クリスマス・ラン。なんでも頭にクリスマスをつけておけばクリスマスらしくなる魔法である。三軒茶屋から代田の方へ伸びる緑道がとても走りやすくてお気に入りになった。それから、退去前のクリスマス大掃除第2弾を決行。なかなかに身体を使った一日だったので筋肉つくかな、つくといいな。ちなみに今日もまだ筋肉痛です。

ランニング後のおひるごはん(16時頃だけど)は、大好きな喜楽亭の生ソーセージカレー。夜は、田はらで美味しいものをたらふくいただいた。かわはぎの肝あえなどが入った刺し盛りや、鶏の炭火焼、鴨スモークのポテトサラダ、白子のバター焼きなど。日本酒も色々置かれていてうれしい。爽やかな甘みがある、玉川の生原酒を堪能した。

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プレゼントは、先週末にフライングでいただいた。引っ越しの最中にコスメポーチをなくし、大量の愛用コスメを失って途方に暮れていたところ、ずっとほしかったディオールのシャドウをプレゼントしてもらえたのである。本当に素敵なクリスマスプレゼントで、毎日のメイクが一層楽しくなった。仕上がりのパール感がとてもきれいで、鏡の前でにやにやしてしまう。私は何をお返ししようかな。ちなみにプレゼントは一番嬉しいものを贈りたいので、サプライズではなくリクエストをもらう派。でも全然リクエストしてくれない。

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そして23日、前の家の大掃除が終わってマンションのエントランスで自転車などいじっていたら、彼氏がすっと何かを差し出してくれた。なんと、なくしていたコスメポーチ!管理人室の前に置いてあるのを発見したらしい。素晴らしいサンタさんっぷり。今年の嬉しかったことベスト30ぐらいに入るかもしれない。

クリスマスイブの夜は、21時半頃に会社を出て丸の内のイルミネーションを見に行ってきた。2月までやっているみたい。一本道のずーっと奥まできらきらと光っていてきれいだった。

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おなかが空いたのでふらふらと銀座周辺を歩いてご飯屋さん探し。予約もしていないし家でさくっと食べる流れでもいいかなあなんて思っていたけれど、たとえば60歳まで生きるとしたらクリスマスディナーは後35軒分ぐらいしか食べられないのだ、ということに思い至り、なんだかもったいないので外食をすることに。ちょうどあいていた俺のイタリアンJAZZへ行ってみた。JAZZ演奏の真ん前の席に案内され、演奏者に近すぎて顔をあげるのが躊躇われるぐらい。お料理はどれもしっかりと味がついていてお酒にぴったり。水牛モッツァレラのカプレーゼ、牛肉のカルパッチョ、アクアパッツァ、グリル野菜のミスト。

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クリスマスイブに山下達郎を聴きながら好きな人と首都高デートをする、というのが夢だったのだけれど、この日ついに叶ってしまった。タクシーに乗って片耳にイヤホンをつけて。好きな人の車の助手席で聴くのが元のイメージなのだけど、これはこれで楽しかったなあ。東京タワーも見えたしとても満足。

そんなこんなであっという間にもうすぐ年末である。去ってしまうのが惜しくてぎゅっと掴んでいたクリスマスのしっぽが、手からするりと抜けてしまったような気分。でも、今年は心の躍るようなことがまだまだたくさんある。28日からは2人でバリ島とシンガポールへ行って、年越しをする予定。海外旅行は社会人になってから初めてなのでとても楽しみ。でもまだ全然プランが立っていない状態なのでどうしようどうしよう。


クリスマスごはん

久しぶりの更新になってしまいごめんなさい。

先週末、三軒茶屋への引っ越しが無事完了。と思いきや、衣装ケース三つを盛大に家に忘れてきて、今週末もまたレンタカーを借りることになってしまった。お金がないので自力引っ越しなのである。日曜日、11時間ぐらいぶっ続けで引越し作業をして、高円寺と三軒茶屋を三往復し、次の日は疲労と筋肉痛で廃人のようだった。まったくおすすめしないです、自力引っ越し。

今週のお題はクリスマスの思い出。一番印象に残っているクリスマスってなんだろう。好きな人と小平駅近くの西友でお寿司を買ってケンタッキーでフライドチキンを買ってひっそりお祝いした、大学2年生ぐらいのクリスマスがなんだかんだ楽しい思い出として居座っている気がする。何をするかよりも誰といるかが大事だということか。高いクリスマスディナーにはいけないけれど、自分たちでなんとか工夫してクリスマス感を盛り上げよう、という試みが楽しかったのかな。

去年は、恵比寿の中村玄で汁なし火鍋を食べた。パクチーももりもり食べ放題。クリスマスらしいお店、というわけではないけれど、ずっと気になっていたお店なので行けてうれしかった。

一昨年は、お昼に高円寺のじゃぐらで濃厚ならーめんを堪能し、夜は京王プラザホテルのポールスターへ行ったのではなかったっけ。ちょっとおしゃれなところへ行きたかったので、何時間もかけてお店を検討した覚えがある。実際、おしゃれすぎて萎縮しかけた。

その前の年は、赤坂のクラーレへ行った。Rettyでとても評判がよかったイタリアン。閑静な通りに建っていて、雰囲気があって素敵だったな。クリスマスコースじゃなくてアラカルトにしたのだけど、どれも美味しかった覚えがある。でも何をいただいたのか忘れてしまった。

今年はどこへ行こうかな、と食べログの行きたいリストを眺め中。まだ予約取れるかな。そんなにクリスマスらしくなくていいから、ずっと気になりつつも行けていなかったようなお店に行きたいな。美味しいものを食べに行ける口実、それがクリスマスなのである。

 

 


あさくひろく

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「自分が日頃大切にしているものや習慣」が今週のテーマ。なにかあるかなあ、と考えを巡らせてみたけれどなかなか思いつかない。基本的に、継続するということが大の苦手で、おそろしく飽きっぽいので習慣めいたものはないような気がする。

逆に日頃大切にしているのは、興味を持ったことはすぐに試してみる、ということ。労力がかかっても費用がかさんでも、やってみたい!と思ったらいそいそと実行に移す(だからお金がなくなるんだ)。食わず嫌いはせず、毎日何かしら新しいものと出会ってみる。

人生は有限で、いつ命が終わってしまうかわからないから、その時が訪れるまでできるだけ多くの世界を知りたい。一つのことを極める生き方にも憧れるけれど、もし明日命が尽きたら道半ばになってしまうかも……なんて考え始めてしまうので、あまり深入りせずに浅く広く、が向いているのだろうと思う。

食べ歩きや料理、読書、写真なんかは、飽きてしばらくの間離れたりしながらも、なんだかんだ戻ってきて続けている大切な趣味だったりする。共通しているのは、どれも毎回新しい発見があるということ。習慣、継続、って決して停滞ではなくて、発見の連続なのかもしれないな。

そういえば、文章を書くというのは小学生の頃からずっと続けていることかもしれない。詩だったり小説だったり日記だったりブログだったり、思考を言葉に落としていくという習慣。言葉と戯れる時間は、いつだって変わらずとてもとても心地が良い。


食のお仕事

もし、今と違う仕事を選ぶなら、食の世界にどっぷり浸りたい。

味わうのも作るのも、両方大好き。料理やお酒の美味しさを文章で表現したり、料理に合うお酒を選んだり、こだわりの食材を使ったレシピを考案してみたり、そんな毎日を送ってみたい。

食を仕事にすると、胃腸の調子が悪い期間や禁酒をしなければいけなくなった時に仕事が回らず辛いのだろうな、とも思う。そういう理由からか、私の周りの食に造詣が深い方々は健康にも気を遣っている。おなかを休める日を作って体重を維持したり、筋トレやランニングをしたり。私もそういう努力をしなければ、この先食べたり飲んだりし続けられない気がする。

趣味を仕事にするべきか、みたいな話はよくある。食べ歩きや料理は私のストレス解消法であり休日の一番の楽しみだから、それが仕事になることでいつかストレスの種に変わってしまったらきっととても辛いと思う。どんなに好きでも、仕事となると大変なことも色々あるだろうし。

だからやっぱり私は食のお仕事に対して漠然とした憧れを抱きつつも、きっとその道に足を踏み入れることはないのだろうな、と今は思う。でもいつだって、明日のことはわからない。