海賊と呼ばれたいyamada

昨日と打って変わり、涼しい日中をエンジョイできている昼下がり
oichiさんとお出かけ先で、GOOD AT TOKYOを書き記します。(前日華金オールナイトイェイィイ!してしまって寝不足なのでテンションがややおかしいのはお許しを)

今週のテーマは、

「私の好きな本」

ippeiさんと同じく結構な本好きを自認するyamadaですが、
業界向けの本を除くと、最近はippeiさんと比べると最近は全然読んでないぞ!

そんなyamadaではありますが、まだ10月の頭なのにもう断言できるくらい今年ナンバーワン刺さった本はこちらです。

img_0 (3)

出会いは友達の結婚式。新郎の恩師によるスピーチで、「こんな海賊のように生きてほしい」
という言葉に、ワンピース大好き、ヴィンランド・サガ大好きなyamadaのニューロンが反応しないわけがなかった。

とはいえ、自分にとってそのときに読むのはまだ早い直感があったので、読んだのはそれより半年以上あとの今年の年始。

「ならん、ひとりの馘首もならん!」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。そのうえ大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは--出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベル、『永遠の0』の作者・百田尚樹氏畢生の大作その前編。

ちょうど今年の年始、自分の身の振り方を考えていたときに、ズシリと響いた国岡鐵造の行動記。

正直、この本に出会う前、ロードサイドで良く見かけていた「出光」は普通の大企業なんだろうなーと勝手に思ったいたけれども、

それだけのものを築き上げるために、
悪魔でも考えつかなそうな困難の壁を越えて来た成果なのだと思うと、

文章を書いている今でも、身体が熱くなってくるものがあります。

ワンピースには覇気があると思いますが、あんな感じで?yamadaは実力者の人から覇気を感じ取ると、

三日くらいは睡眠時間が減り、パワフルに仕事ができる熱血モードになれるのですが、

海賊とよばれた男は、本でありながら、覇気を感じさせるパワーをもっていました。

同じ戦前から戦後の一代記でいうと、グッチ、エルメスを日本に紹介し、日本のファッションブランドビジネスの立役者である茂登山会長の『江戸っ子長さんの舶来屋一代記』が頭に浮かぶのですが、

この激動の時代の話が好きで、まだ読んでないひとには、ぜひ読んでほしい、一生で何度も読み返したい本です。