花のように花のように ただそこに咲くだけで美しくあれ

こんにちは。日曜日更新担当のHachiです。
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最近めっきり暖かくなりました。おとといなんて半袖のサマーニットで過ごしてしまいました。ぽっかぽか。
お外で食事をしても、若竹煮など春を感じるメニューが前菜にでてきたり。春が近づいてきている、というよりもう春のさなかにいるような感じ。寒さが苦手な私としては何とも幸せな気持ち。冬よ、また来年会おう。

 
 

渋谷から勝どきまで 3時間の春さんぽ
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暖かくなってきたので、歩くの大好き人間の私にはもってこいの季節がやってきました。終電を忘れて楽しんだ金曜日、渋谷、道玄坂。「タクシーに乗って帰るかなぁ」と悩んでいたのですが、暖かくてひんやりとした心地よい春の夜風を堪能しようかなぁと思いつき。ひとまず渋谷から恵比寿に向かって歩きだしました。恵比寿につくと、「もうすこし、広尾まで」広尾につくと、「いやもう少し、六本木まで。」「六本木から神谷町まで」「新橋まで」「銀座まで」「築地市場まで」・・・ということで、いつの間にか勝どき駅まで歩いてしまいました。気づいたら3時間歩きっぱなし。家に着いたのは朝5時。歩きつづけた3時間、足はがくがく、まさに「棒」になっていましたが、それでも何の苦もなく歩けたのは抜群に散歩にぴったりの気候だったからこそ。実はそのルートがとてつもなく遠回りだったと知ったのは、その翌日。

 
 

さて、さて、今週のテーマは「私のお花見」です。

 

今年の桜の開花期間はすこぶる短かった気がします。桜色からちょんちょんのぞく緑色の葉っぱ。「え?もう葉桜なの?」というかんじ。まだ咲きっていなかったり、雨が降ったり、少し肌寒かったり。なかなか120%絶好のお花見日和には出会えなかったのですが、今年は3回お花見を楽しむことができました。
 
①中目黒のお花見
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3月末の夜、中目黒の桜まつりに行きました。さすがの日曜日、20時過ぎでもひとでごった返しておりました。驚愕!
すこし桜を堪能したあと、お店に入って食事をする予定だったのですが、あまりに桜が美しかったのと、あまりに魅力的な出店が多かったので食べ歩きをしていました。雨あがりの夜桜は、花びらの上に滴が残り、照らし出されたライトアップの光できらきら光ってなんともしっとりと美しく咲いておりました。まだ咲き始めで力強さもあったので、雨にも負けず咲いてくれておりました。美しき情緒かな。

 
 

 
②青山霊園のお花見
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仕事のお昼休みに、会社を抜けだしてお散歩してきました。霊園とはいえ、お花見目当てに訪れてるひとが多くて、また驚愕!
真っ青な空の下、ピンクや白に染まった桜が全力で開花していて、今年一番のお花見はこのときだったかもしれない。
ぽかぽかの陽気で、ストール一枚を羽織ってお散歩。こどももお年寄りも、いろんなひとがまぶしそうに桜の花と空を仰いで
しあわせだなぁとつい言葉が漏れてしまう時間。あぁ会社に帰らなきゃ、となくなくその場を離れました。

 
 

③代々木公園のお花見
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今年最後のぎりぎり滑り込みのお花見。曇天で少し肌寒くて、「まだ冬と春の狭間なのね」と思わせるお花見。
代々木公園のなかで何箇所かのお花見会場をめぐったあと、お仕事仲間のカメラマンさんが呼んでくれたお花見会へ。写真好きが集まってこぞって話すのは、やはり写真の話。お仕事の話。ちょっとふざけて、また写真の話。こだわりやさんの話はやっぱりおもしろい。
いろんなひとが集まって、「はじめまして」ばかりだったけれど、はじめましてじゃないかのように親しい気持ちになれました。外の宴、桜、春の陽気、お酒、食事の魔力っておそろしいほど。「ザ・お花見」といわんばかりにブルーシートが敷き詰められた代々木公園。各々たくさんの食べ物や飲み物をあつめて飲んで食べて笑って、春ならではの幸せな宴が繰り広げられておりました。
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初めてみた東京の桜でした。お花見って響き、なんてわくわくするのでしょうか。桜とか、花火とか、食事とか。「もう少し長く楽しみたかったな」の気持ちって、次への大きな期待とかわくわくにつながるなぁと最近強く思います。「もう十分」って思うと、それっきりになってしまう。誰かと会う時間、物事を楽しむ時間は「もう少しだけ」と少し後ろ髪引かれるくらいがちょうどいいなぁと感じます。桜が強く長く愛される理由のひとつは「刹那的であること」なのではないかと考えます。
 
 
私はとてもラジオが好きで、小さい頃からラジオを聞いて育ってきました。最近、長年続いていたアーティストの福山雅治のラジオ番組が終わってしまいましたね。そのラジオ番組で、以前福山雅治が「足るを知る」とい話をしていました。「もうだめ~」というほど過剰に物事を摂りすぎるのではなく、自分にとっての「ちょうどよさ、ほどほど」を知ろうということです。ひとそれぞれの「足る」をきちんと見極め、自覚すること、それに見合ったぶんだけを摂ること、すごく大事なことだなぁと感じて、とても感銘を受けました。対人関係、食事、睡眠、勉強、会話。すべてにおいての自分の「足る」について考えていきたいものです。
 
 
今回のタイトルは私の大好きな、大好きな、くどいでしょうか、本当に大好きな森山直太朗の一曲。森山直太朗が作詞をし、中孝介がうたう「花」です。春夏秋冬問わず大好きな一曲。すごく清い気持ちにさせてもらえるので、何度も歌詞を噛みしめます。「人と人 また人と人 紡ぐ時代に身を任せ それぞれの実がたわわなればと」。自分自身と、家族、友人、会社のひと、仕事仲間などなど、相手を想いながら、つながりながら、春からまた気持ち新たに、実り多きたわわな毎日を過ごしていきたいです。