食べるために生きるのか、生きるために食べるのか

今週のテーマを提案した、火曜日担当の農家のSHOです。

 

あなたは食べるために生きているのか

あなたは生きるために食べているのか

 

 

どちらも、本質的なところは、簡単ではありません。

「食べるために生きる」

食べることが好きすぎてあれもこれも食べたい

強いこだわりがあって私はヴィーガンである

とにかく毎食おなかいっぱいにならないと、だめだ

・・・

いろいろあります

 

「生きるために食べている」

腹へったから、コンビニで食った

とりあえずマック

明日食べるものがなくなるかもしれないから、この鶏をつぶして食べよう

・・・

いろいろあります。

 

 

 

「いただきます」

は、命をつないできてくれた野菜や動物への感謝の言葉であり

それを目の前のプレートに出すまでに携わった

お肉をさばく人・農家・漁師・料理人・器を作った人

への、感謝の言葉であることを忘れないようにしよう。

 

私の食のこだわりは、「おいしい」かどうか です。

私のおいしいは、味覚・嗅覚・視覚・食感のみならず

ストレス・睡眠状況・飲酒など

いろんな要素がまじりあっているはずだと思います。

 

いまは、目の前に出された料理が、どのようなストーリーを経てここに出されているのかが分からない時代。

 

 

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(果実シロップ漬け。市販のまずいジャムは、買わない)

 

ストーリーがわからないから、本当のおいしさがわからなくなっている

まずその果物や肉や野菜がどのように作られたか、

どのような人がどのような試行錯誤をしてどのような障壁(害虫・病気)と出会って

ここにあるのか。

そのすべてを知るのは難しい(無理)だけど、そこを慮ることはとっても大切。

 

そして味覚もそう。

濃い味のものばかりがチェーンのレストランやコンビニ弁当で並び

化学調味料の味ばかりを美味いと言い

素材の味が全く分からないものに包まれた現代人は

本当のおいしさがわからなくなっている

 

だから、いいたべものを口にして、いただきますを忘れずにいたい。

 

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(旬野菜のキッシュ 自家製オイルサーディンと自家製ケチャップのピザ。妻は美味いもの好きの料理人)

 

私はオーガニック・有機野菜を作る農家。

「菜の花でも一番苦い菜の花は水菜の菜の花だけど、サラダのアクセントに見た目も香りもいい」

「フレッシュトマトで作ったケチャップと加熱調理用トマトで作ったケチャップとでは、味が全く違う」

とか、とにかく素材を追及して生きているつもり。

 

 

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(大根葉の混ぜご飯はおかわり3杯 インドで修業したホウレンソウカレーのサグパニール)