Apple MusicがSpotifyに勝てぬ理由。

今日のオススメ曲
(またオリジナル曲作りましたので、完成前ですがチラッと公開。)
Apple Musicが登場して1週間経ちました。定額制の音楽配信サービスを「サブスクリプション」といって一部の人たちはここ数年騒ぎ立てていましたが、ついにAppleまでもが参入ということで、敷居がいっきに下がったと思います。今年はApple Music以外にもLine MusicやAWAなども登場し、「サブスクリプション元年」なんて言われてます。Apple Musicのラジオ機能の(選曲の)素晴らしさや、Line MusicのLineとの互換性、AWAのインターフェイスの美しさなど、それぞれ各サービス特徴がありますが、個人的にはこれらすべてのサービスに満足がいっていません。僕はサブスクリプションの横綱「Spotify」のヘビーユーザーですが、Spotifyから乗り換えられない大きな理由があります。なぜ敢えてSpotifyを使うのか。それを説明します。

再生ボタン押してから曲がかかるまでの早さが圧倒的!

なんといってもこれ。曲の選択から実際に曲がかかりまでのスピードが圧倒的にSpotifyが早いです。まるであらかじめ自分のスマホに曲が入っていたかのような反応の良さがあります。他のサービスは曲の選択をしてから実際に再生されるまで数秒の間がありますが、それと比べてSpotifyは本当にすぐに再生されます。Spotifyを普段使いしている人間からとってみると、あのApple Musicの妙な間にかなりイライラ。特に「今日は何かディグろう!」と思って、片っぱしからいろいろな曲を再生させる自分のような人間にとって、一瞬で再生されるSpotifyはとても助かります。そういった反応の良さってサービスを作る上でとても重要で、例えば、ツイキャスがここまでヒットしたのも、その放送までのお手軽さもさることながら、安定しない回線でも比較的ちゃんと放送できるという、独自技術にその強さの秘密があるのと同じのような気がします。鼻セレブを使い始めたら、他のティッシュが使えなくなるのと一緒です。違うか。

曲数の多さ!

僕が使っているSpotifyアカウントはUS版なので、一概に比較はできないのですが、やはり日本版のApple MusicやLine Music、AWAの曲数の少なさは物足りなさがあります。当然、日本と海外で色々権利的な問題が異なるというのは当然理解しており、国内向けアカウントで聴ける曲数も今後増えて行くのでこれは今後に期待というところです。また、Spotifyは曲数の多さに伴い、プレイリストの充実ぷりも魅力的な面です。いろいろな人が様々なテーマのプレイリストを作っているので、発見が多くあって楽しいです。僕は毎週、リリースされたばかりの新曲がキュレーションされている公式のプレイリスト「New Music Tuesday」というのが特にお気に入りで、様々なジャンルの新曲を発掘するのに非常に重宝しております。Apple MusicのBeats 1というラジオ機能もありますが、あれは選曲が素晴らしいんですよ。まぁ、Apple Musicの前身(?)Beats Muiscはこのキュレーションのセンスが売りでしたから当たり前なのですが、この部分に関して、SpotifyはApple Musicを見習っていただきたい。「新しい音楽との出会い」がサブスクリプションの醍醐味の一つなので、是非ともこういったプレイリストやラジオ機能は活用してみてくださいね。