8月の麺めぐり

8月に出会った麺の話をしようと思う。

春先から体調をくずし気味で、好き勝手にごはんを食べられない日々が続いた。すると、胃がみるみるうちに小さくなり、らーめんを一杯食べきるのですら辛くなってきたので、らーめんめぐりからもしばらく離れていた。アイデンティティの崩壊である。

梅雨があけた頃から少しずつ体調が回復し始めたので、行きたかったらーめん屋さんに少しずつ足を運んでいる。今週のお題である「マイブーム」は、麺めぐり。

8月頭の花火大会当日、家族に浴衣の着付けをしてもらうために、西武新宿線に乗って実家へ帰ることにした。電車に乗る前に立ち寄ったのは、野方駅近くにある無鉄砲つけ麺無極。数年ぶりの訪問になる。

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無極の魅力は、豚骨100%のどろどろスープ、そして迫力の極太麺。麺めぐり再開のリハビリにはまったく適していない、パワフルな一杯。浴衣の帯をぎゅっとしめるのがためらわれるほど、おなかがぽんぽこりんになったのだった。
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三越前のアートアクアリウムに金魚を見に行った夜は、近くの室壱羅麺へ。辛味和えそばを注文。さっぱり夏らしい見た目とは裏腹に、力強い味の濃さ。酒飲み用だなあ。ビールも頼んでおけばよかった。

奥多摩キャンプから帰ってきた日は、海辺をぶらりと散歩したい気分だったのでお台場へ行くことになった。お台場に行くなら、田中商店の豚骨らーめんが食べたい。しかし、空腹を我慢できず、お台場に向かうりんかい線に乗る前に渋谷の侍へ寄ってしまう。

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やっぱりライスに合うらーめんって素晴らしい。家系大好き、愛してる。豆板醤をたっぷりとライスの上に乗せ、ライスごとレンゲですくってスープに浸してからいただくのが好き。

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ぽよんと突き出たおなかを抱えながらりんかい線に乗り込んだけれども、お台場で缶チューハイ片手に海辺をお散歩したらまたまた少しおなかが空いてきた。ダイバーシティのフードコートに初めて入り、田中商店のらーめんを注文。去年の夏に九州で食べたような、ガツンとくさみのある豚骨スープを堪能できて興奮した。九州また行きたいよう、恋しいよう。いや、九州よりも先に田中商店の本店に行きたい。

次の週、大原のキャンプ場からの帰りは何を食べるか非常に迷った。外房なので少し南下して勝浦タンタン麺を食べてもよいし、アリランラーメンの八平再訪でもよい。結局、近くの漁港で釣りがしたくなり、釣り糸を垂らしているうちにレンタカー返却の時間が迫ってきたので、帰る途中にある東千葉の杉田家へ。私が溺愛している、吉村家の直系ですって。きゃっきゃ。

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魅惑の呪文、「かためこいめ」を唱える。行者ニンニクなどの卓上トッピングが、吉村家を思い起こさせてなんだかほっこりする。らーめんは脂が濃厚で、醤油味は吉村家よりも少しマイルドな気がした。しかし、これまた私の大好きな武道家や代々木商店よりは、明らかに醤油のつんとした存在感がある。最近、豚骨よりも醤油の方が大きく主張をする家系らーめんを食べたくてしょうがないのです。杉田家はまさにそんなスープで、嬉しくなってしまった。

雨の降る日には、饗 くろ喜に行った。ずっと気になっていたのだけれど、あまり浅草橋まで足を運ぶ機会がなく、念願の一杯。

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まず、彩りの美しさにうっとり。スープは思わず溜め息をついてしまうほど上品。こんなに美味しいと思える塩らーめんにはなかなかめぐりあわない。人気があるのも頷ける。脂ののったチャーシューがお気に入り。
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8月最後の週は、湯島の阿吽へ。ようやく、ようやく!!行けた!!

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つゆなし担々麺は、花椒が鮮烈に香る。三河屋製麺のやや太い麺にクリーミーなたれがこってりと絡み、ボリューミーな一杯だった。
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翌日は、学生時代を過ごした懐かしの高田馬場へ。と言いつつ、卒業してからも結構頻繁に来ている。私が地球上のつけ麺屋さんの中で最も愛している鷹虎があるので。ああ食べたい。

地図を頼りにてくてく歩くと、蔭山を発見。かつて太麺堂や謎麺があった場所だ。懐かしい。懐かしすぎる。

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葉野菜、レモン、糸唐辛子が色鮮やかな鶏白湯。甘めで濃厚なスープは、いくらすすっても飽きがこない。まさにおなかが求めていた味。ライスがこれまた最高に合う。レモンや柚子の爽やかさに、まだ残る夏を感じてみたり。

9月はどんな麺に出会えるかな。今から楽しみでしょうがないのだ。