本を読もう。

木曜日担当なのに、土曜日になってしまいました。今週は提案準備などなどで夜深くなることが多く、仕事するか食べるか寝るか、な生活を久々にしておりました。投稿遅くなってごめんなさい!GATのことでippeiから色々と連絡をもらってたのにも関わらず、まったく返信できていない日々が続いておりどう顔を合わせたらいいのか…!やっとお休みになったので、仕事はちゃちゃっと終わらせて色々と考える時間に使いたいな。

せっかくGAT OPENING PARTYというテーマで今週が始まった中、一個前のテーマ、「本」について書きたいなあと思います。

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先日中目黒に行った時にひさしぶりにCOW BOOKSに行きました。この作家さん、ずっと読んでみたいと思っていたなあ、と思いながら、近ごろはすっかり本を読めなくなってしまったな、とため息をついてしまいました。

shioriちゃんの日記を読んで思い出したこと。私も幼い頃、大の本好きでした。近所の図書館が、本を最大10冊、2週間借りることができたので、本棚のはしっこから順々に読んでいって制覇していったあの経験。海外文学や純文学をちょっと背伸びしながら読むのが楽しかった。

中高生の頃は、とにかく周りの大人に感化されていました。社会学とか哲学の本を読んでみたり、幅を利かせて色々な本に触れてはいたものの、当時理解できていたのかと思うと甚だ疑問です。ただ、中高時代に色々な本に触れたことで、本に対する興味が増してきたのは事実。

大学生の時には、インターンをしていた渋谷にあるSHIBUYA PUBLISHING BOOK SELLERS(SPBS)の福井さん、当時の店長の三田さんや、現店長の美波さんに、たくさんの素敵な本を教えてもらいました。同時に、本を選ぶということがもっと自由になった気がした。SPBSは、マジメな本からくだけた本、有名な本からマニアックな本まで、何にも縛られずに本が選ばれているお店です。普通の本屋さんとは少し違った、本との出会いが楽しめると思います。

そして、社会人。正直なところ、読みたい本を買っては、積んでいくばかりです。本屋さんが好きだから、定期的に行って「この本読みたかったな、読もうかな。」と思うのだけれど、どうせ読めないんでしょ、と半ば諦めの気持ちさえ湧いてきている。良くない。

「本を読もう。」

気取らずに、読みたい本を読む。単純なことなのだけれど、なぜだか最近できなかったこと。本の面白さを思い出すためにも、過去を振り返りつつ、自分にとって何かしらのきっかけになった本をいくつかピックアップして紹介したいと思います。

 

 若草物語 / ルイーザ・メイ・オルコット

そもそも図書館に通うほど本が好きになったのは少女文学が家にたくさんあったから。「おちゃめなパッティ」も好きだったなあ。若草物語はたぶん10回は読み直しているはず。メグ、ジョー、ベス、エイミーの絵を描いたりしていました。女の子が出てくる物語が好きになったのは、多分若草物語がきっかけ。

 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド / 村上春樹

小学生の頃、家族で車で旅行に出かけた時に、くねくねとした山道を登りながらもこの本が面白すぎて読み続けていたため、車酔いしたという記憶を鮮明に覚えている。世界観にぐっと引きつけられて、村上春樹を好きになったきっかけの本。

 七瀬ふたたび / 筒井康隆

中学生の頃、筒井康隆が好きで、特に「七瀬三部作」が大好きだった。魅力的な女の子が出てくる物語が好きです。他に好きな女の子は、三島由紀夫の「夏子の冒険」の夏子と、カポーティの「ティファニーで朝食を」。そういえば、アニメ「時をかける少女」が今日東京国立博物館で上映するみたいだから、行きたいなあ。

 女生徒 / 太宰治

太宰宛に女性読者から送られてきた日記を題材にした、14歳の少女の1日を綴った作品。12歳かそのくらいの時に読んで、この物語に出てくる少女と自分があまりにも近しい感覚を持っているのでびっくりして、どきどきして、しょうがなくなった。今読んだらどう思うんだろう。

 愛について語るときに我々の語ること / レイモンド・カーヴァー

短編小説を読むことが好きになったきっかけ。何か特別な世界が広がっているわけではなく、重大な事件が起きるわけでもない、日常の中のとあるできごとに潜む、些細なドラマを丁寧に描いているところが、カーヴァーの作品の好きなところです。村上春樹さん、柴田元幸さん、岸本佐知子さんをたよりに、すてきな海外の作品に出会うことが多いなあ。

 日日雑記 / 武田百合子

昔、「絶対好きだから」と教えてもらった武田百合子さん。特にこの「日日雑記」が最も好きな本。彼女のスタイル、考え方や感性が本当に大好きで、仕方がありません。女性の書くエッセイが好きなので色々と読んでいるけれど、こんなに付箋だらけにしている本は他にはないかもしれない。

 

 

書きながら、なんだか本を読みたくなってきちゃった。

 

さてさて、次からはGAT OPENING PARTYの話に戻りますよー!


本と生きる

小さな頃から、本を読むことは呼吸をすることに似ていた。2歳の時から本が好きだったよ、と母は言う。小学生の頃は学校の図書室に通い詰めた。『本当にあったこわい話』シリーズ、『ズッコケ三人組』シリーズ、『なん者ひなた丸』シリーズ、『わかったさんの○○』シリーズとか好きだったな、懐かしい。

小学校高学年になって母親に勧められた赤川次郎を読んでからは、ミステリにずぶずぶとはまっていく。休日は父親に連れられてブックオフの文庫本100円コーナーをうろうろしたり。近所の図書館では、あ行の作家からひたすら読み進めていった。愛川晶、赤川次郎、阿刀田高、姉小路祐、我孫子武丸、有栖川有栖、綾辻行人、泡坂妻夫…と「あ」から始まる作家だけでも面白いミステリを書く方が大勢いた。

作家には、小学5年生ぐらいの時からなりたいと思っていた。同じ頃、自作小説を公開するホームページをGaiaXのサービスで作成し、少ししてからジオシティーズに移転した。あの頃の記憶はやたら甘酸っぱい。たくさん片想いをして、身体の中でぐるぐると渦巻く気持ちをWin98搭載の菓子箱みたいなノートパソコンにぶつけた。飽き性なのでなかなか長編がかけず、短編恋愛小説ばかりをコンテストに投稿したりしていた。鳴かず飛ばずだったけれど。

あの頃の読書体験は、もう戻ってはこない特別なものだ。最近の私は冒険をしない。本は借りるのではなく買うものになり、よく知らない作家の小説を手当たり次第に読んでいくようなことはしなくなった。はずれを引いた時のお金と時間が惜しいから、大好きな作家の新作だけを手に取る。京極夏彦、吉田修一、本多孝好、中村航、山田詠美、三浦しをん、有川浩、島本理生、辻村深月、村山由佳など。切ない恋愛ものがたまらなく好き。

小説以外の本は、あまりジャンルを絞らず読もうと心がけている。不思議なもので、一見まったく共通点のなさそうな本を続けて読んだ時に同じトピックが取り上げられたりすることがあったりして、そういう時はぞぞぞ…!と興奮する。乱読、多読にはkindleが便利。何冊か同時並行で読むことが多いのだけれど、そんな時にも荷物がかさばらない。

今年の7月から8月にかけては、夏の読書週間と題して久しぶりに本を読みふけっていた。その時に読んで面白かった本をいくつか挙げてみようと思う。

日本人へ リーダー篇 (文春新書) 日本人へ―リーダー篇 塩野七生

塩野七生さんは、知識人、と呼ぶのがぴったりの素敵な女性で憧れる。古代ローマの頃から人間って変わらないのね、と不思議な気持ちに。

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体 田端信太郎

メディアの作り手が考えなければならないことが、説得力に溢れた文章で記されている。これまで多数のメディアに関わってこられたからこそ書ける、大変刺激に満ちた本。田端信太郎さんの書かれていることを自分でも試してみようと、読後にブログを新しく立ち上げてしまった。

ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書)ぼくらの頭脳の鍛え方 立花隆・佐藤優

高校生の頃から立花さんにずっと憧れている。この二人の読書量と記憶力、そして会話の中で最適な記憶を取り出してみせる様子は人間技とは思えない。向上心を刺激される、濃厚な対談。

民族という名の宗教―人をまとめる原理・排除する原理 (岩波新書) 民族という名の宗教―人をまとめる原理・排除する原理 なだいなだ

「民族」とは何か、なんて考えてみたこともなかった。1冊に渡る深い思考実験を通して、考えることの面白さを教えてくれる。小難しい話を対話形式で非常に平易に書いているので、文章の勉強にもなる。

彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力 彼女たちの売春 荻上チキ

昔『ウェブ炎上』を読んでから好きになった荻上チキさんの著作を、Kindleで購入。「ワリキリ」が日常と化している女性たちへのインタビューは、一つひとつが生々しい。「ワリキリ」を始めた理由も抜けられない理由も、当事者個人の問題のみならず、貧困といった社会問題と深く結びついていることがよくわかる。

黒田如水 (角川文庫)黒田如水 吉川英治

Kindleで0円だったのでダウンロードしてみた。9年ぶりに読んだ吉川英治さんの著作は、変わらず激しく、人を熱くさせる。泣いたよ泣いた。これを読んで黒田官兵衛を好きにならない人はいないと思う。

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) 夏への扉 ロバート・A.ハインライン/福島 正実

こちらもKindleで購入。いたるところに張り巡らされた伏線が鮮やかに回収されていくSFミステリ。読み終わるのが惜しかった。まだ読んでいない人が羨ましいぐらい。1956年に書かれた小説らしいのだけど、名作と呼ばれるものって何十年経っても色褪せないのね、と惚れ惚れする。

夏に読んだおすすめ本の紹介は以上。

2009年からはずっと、読んだ本はブクログに登録している。ここからは、ブクログで★5をつけている本をぺこぺこと並べて、この記事を終わりにしようと思う。

童話物語 童話物語 向山貴彦・宮山 香里

とても切ないファンタジー大作。そして、最高のツンデレ小説。小学生の頃に出会って、何度も何度も読んだ。きっと今読んでも泣いてしまうと思う。思い出すだけで胸が苦しくなる。

薄紅天女 薄紅天女 荻原規子

荻原規子さんの勾玉三部作の中では、薄紅天女が一番好き。阿高に心を奪われてしまった。小学校から帰ってくると、お気に入りのシーンを開いてよく音読していた。昔使っていた「鈴」というハンドルネームの拝借元もここ。荻原さんが書く恋愛はたまらなく甘酸っぱい。

絶対、最強の恋のうた (小学館文庫)絶対、最強の恋のうた 中村航

中村航さんは、何気ない会話を書くのが上手。恋人たちって四六時中甘い言葉をささやき合ってるわけではなくて、くだらないことを言い合って笑っていることの方が多いよね、確かに。そういった部分の書き方がとてもリアル。

屍鬼〈1〉 (新潮文庫)屍鬼 小野不由美

中学の時の読書感想文はこれだった。アニメ化もしたミステリで、文庫は1巻から5巻まである。私は夏野というお兄さんが大好きで大好きで、夏野が登場するところばかり繰り返し読んだ。シリアスで読み進めるにつれて逃げ場のなくなるような小説。絶望に包まれていく様子がなんだか逆に清々しい。

MISSING (双葉文庫)MISSING 本多孝好

ひんやり切ない恋愛の短編集。本多孝好さんは長編より短編の方が好きかも。もっと読みたい、という時に終わってしまうから、いつも名残惜しいような気持ちで本を閉じる。

子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)子どもたちは夜と遊ぶ 辻村深月

辻村深月さんの著作で一番好きなのはこれ。上下巻。どろどろと重くて悲しくて、それでもページをめくる手が止まらない。辻村さんらしい、読者を翻弄するトリック。淡い恋。結末を知った上で、もう一度読みたくなる。

キズナのマーケティング ソーシャルメディアが切り拓くマーケティング新時代 (アスキー新書)キズナのマーケティング 池田紀行

もう、少し古い本になってしまったけれど、ソーシャルマーケティングが従来のマーケティングとどのように違うのかということに関する知見をたくさん与えてくれた良書。手元に置いておきたい。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) ウェブ進化論 梅田望夫

oichiくんも挙げていた本。大学の卒業論文の参考文献として読んだ。出版されて5年後に出会ったのだけれど、書かれていることはまったく色褪せていなかった。梅田望夫さんの先見性に驚く。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)ウェブ時代をゆく 梅田望夫

ウェブ進化論が面白かったのでこちらも読んでみた。自分の進路に大きな影響を与えてくれた。梅田さんのおかげでITへの愛が増したのは間違いない。

ジンメル・つながりの哲学 (NHKブックス)ジンメル・つながりの哲学 菅野仁

社会は人々の相互作用からなる、と論じた社会学者ジンメルの思想をわかりやすく解説した本。ただの入門書ではなく、菅野仁さんの誠実さが文章の端々に表れ、読み物として面白い。具体例も豊富で理解しやすかった。twitterに感想を書いたら、菅野さんから直接リプライをいただけて嬉しかった、という思い出もある本。

自我の起原―愛とエゴイズムの動物社会学 (岩波現代文庫) 自我の起原―愛とエゴイズムの動物社会学 真木悠介

結局自分って、人間の種としての本能に操られているだけなんじゃないかとうじうじ悩んでいた大学生の私に、真木悠介さんなりの見方で解答を与えてくれた本。自分のちっぽけな悩みなんて、大抵誰かがすでに解決してくれているのだな、と安心した。様々な生物の生態を参考にしながら、「種全体を守るために自分の命を犠牲にできるか」など、「利己」「利他」を考察している。

ランプコントロール (中公文庫) ランプコントロール 大崎善生

大崎善生さんらしい骨太な恋愛小説。感情がぐるぐるとかき回され、寝るのも忘れて読みふけった。その頃私が直面していた「別れ」と、しっかり向き合うきっかけを与えてくれた本。海外で過ごす休日のなんでもないようなシーンが美しくてずっと印象に残っている。

アンダスタンド・メイビー(下) (中公文庫) アンダースタンド・メイビー 島本理生

上下巻を通して、主人公のくろえと共に何年も過ごした。島本理生さんは共感を呼ぶのが上手だと思う。私の年齢がそこそこ近いからかな?昔の恋愛を思い出して、苦しくなってしまった。

他にも紹介したい本はたくさんあるのだけど、きりがないのでここでおしまい。興味が似通っている方はぜひブクログでお友達になっていただけると嬉しいです。
しおりのほんだな/booklog


海賊と呼ばれたいyamada

昨日と打って変わり、涼しい日中をエンジョイできている昼下がり
oichiさんとお出かけ先で、GOOD AT TOKYOを書き記します。(前日華金オールナイトイェイィイ!してしまって寝不足なのでテンションがややおかしいのはお許しを)

今週のテーマは、

「私の好きな本」

ippeiさんと同じく結構な本好きを自認するyamadaですが、
業界向けの本を除くと、最近はippeiさんと比べると最近は全然読んでないぞ!

そんなyamadaではありますが、まだ10月の頭なのにもう断言できるくらい今年ナンバーワン刺さった本はこちらです。

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出会いは友達の結婚式。新郎の恩師によるスピーチで、「こんな海賊のように生きてほしい」
という言葉に、ワンピース大好き、ヴィンランド・サガ大好きなyamadaのニューロンが反応しないわけがなかった。

とはいえ、自分にとってそのときに読むのはまだ早い直感があったので、読んだのはそれより半年以上あとの今年の年始。

「ならん、ひとりの馘首もならん!」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。そのうえ大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは--出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベル、『永遠の0』の作者・百田尚樹氏畢生の大作その前編。

ちょうど今年の年始、自分の身の振り方を考えていたときに、ズシリと響いた国岡鐵造の行動記。

正直、この本に出会う前、ロードサイドで良く見かけていた「出光」は普通の大企業なんだろうなーと勝手に思ったいたけれども、

それだけのものを築き上げるために、
悪魔でも考えつかなそうな困難の壁を越えて来た成果なのだと思うと、

文章を書いている今でも、身体が熱くなってくるものがあります。

ワンピースには覇気があると思いますが、あんな感じで?yamadaは実力者の人から覇気を感じ取ると、

三日くらいは睡眠時間が減り、パワフルに仕事ができる熱血モードになれるのですが、

海賊とよばれた男は、本でありながら、覇気を感じさせるパワーをもっていました。

同じ戦前から戦後の一代記でいうと、グッチ、エルメスを日本に紹介し、日本のファッションブランドビジネスの立役者である茂登山会長の『江戸っ子長さんの舶来屋一代記』が頭に浮かぶのですが、

この激動の時代の話が好きで、まだ読んでないひとには、ぜひ読んでほしい、一生で何度も読み返したい本です。


愛とユーモア

【ご報告】

1週間前の日記でも告知させて頂きましたが、この度、GOOD AT TOKYOは10月19日(日)17:30~21:30に原宿のカフェ&バーAJITOでOPENING PARTYを開催する運びとなりました。GOOD AT TOKYOを読んでくれている人達同士と僕たちメンバーが交流する場です。特に大きな催しがある訳ではないですが、僕達がお店を貸し切って、料理と音と空間を演出します。気軽に(バル形式の立食パーティー)遊びにきてください。もちろん、僕らに会ったことがなくても、GOOD AT TOKYOを見てくれている人なら誰でもOK!GOOD AT TOKYOを通して、素敵な出会いが生まれることを願っています。詳細は下記イベントページよりご確認ください。
めくれ
『GOOD AT TOKYO OPENING PARTY』の詳細はコチラ

 

 

いやー、先週のテーマ「私の東京おすすめ飲食店TOP5」非常に面白かったですね。僕も本屋とかに行って、最新の雑誌を読み漁る方なんですが、雑誌や食べログなどでは見たことの無い、出会わないお店がたくさんあって、やはり信頼出来る友達の情報はいいな〜と再認識しました。それにしても、全体的にデートに使えそうなお店が多かったですね!めもめも。特にtatskiのチョイスには唸ります。やはり、周りからは「王子」と呼ばれている男は違います。(先日もメンバーで渋谷のTOKYO FAMILY RESTAURANTでビールを味わうところ、一人だけCoffeeを味わう男です。)
さてさて、ippeiも森絵梨佳ちゃんみたいなかわいくて綺麗な女性をデートに誘って、みんなが紹介してくれたオススメのお店に誘(いざな)いたい!と意気揚々としている訳では有りますが、果たして、そんな美人と素敵なお店を前に、充分にもてなしができるほどの器を兼ね備えているのかい、ippei。いくらカッコウをつけても、デートをする度にすっからかんな中身が丸裸になってしまうぞ!ippei!目を覚ませ。最終的に大切なのは、その人の考え方や振る舞いですよ。行動は思考から始まりますよ。どんな本を読んだかで、その人がどんな人か分かるって誰かが言ってましたよ。ということで、今週は「読書の秋」とかけて、

「私の好きな本」

を紹介してもらいたいと思います。一冊について熱く語るもよし、ジャンル毎で分けていくつか紹介するもよし、この日記から素敵な本との出会いが生まれたら、もっと秋、楽しめそうだな〜。ってことで始まります、読書の秋。

 

ほぼ毎日本屋に行くことが日課です。気付けば家の本棚も一杯です。そんな自分の本棚から、どんなときにどの本がおすすめかって見方で紹介しています。

 

人生について考える時に読みたくなる本

もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。(松浦弥太郎)

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写真は下記サイトより転載。
http://kazuakimochimizo.wordpress.com/2014/06/25/25-50/

他のGOOD AT TOKYO読者もそうかもしれませんが、僕も例に漏れず松浦弥太郎ファンです。この本の他に2冊持っています。今日、改めて読み返してみたら、「呼ばれる人になる」「自分メディアを持つ」「貪欲に本を読む」が心に残りました。まさに、GOOD AT TOKYO読者にはマストな一冊。

奇跡のリンゴ(石川拓治)

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写真は下記サイトより転載。
http://l-tike.com/keyword/%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%80%80%E5%88%9D%E6%97%A5%E8%88%9E%E5%8F%B0%E6%8C%A8%E6%8B%B6/

実は僕、履修ミスにより、内定取消&卒業延期になった経験があります!笑
どん底に落ちて、大学五年生を迎え、毎日リクルートスーツを着て説明会に行き、就活をしていた時に藁をもすがるように読んでいたのがこの本。どんなときも諦めない。僕のバイブルです。笑

わたしが正義について語るなら(やなせたかし)

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写真は下記サイトより転載。
http://www.bookstama.com/archives/2452

丁度1年前になにか自分でもはじめたいな〜と悶々としていた時に読んでいた本。なんのヒントを得ることができたか言葉にはできないけど、昔から正義感の強かった(学級委員をやったり、弱いものいじめをしている高学年の先輩に歯向かったり)自分に合ってるなあと思った本でした。アンパンマンマーチの歌詞に感動しました。

自分をいかして生きる(西村佳哲)

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写真は下記サイトより転載。
http://www.livingworld.net/shop/live-alive/lang-pref/ja/

どこで出会ったかは忘れてしまったけど、この本の著者、西村佳哲さんの考え方が大好きです。人生について考える時に、西村佳哲さん、松浦弥太郎さん、高城剛さんの本は欠かせないと思う。

 

仕事について考える時に読みたくなる本

天職(秋元康 鈴木おさむ)

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写真は下記サイトより転載。
http://news.mynavi.jp/articles/2013/07/03/tenshoku/

今年の1月に脚本鈴木おさむ、演出宮本亜門、音楽槇原敬之の「愛の唄を歌おう」という人生初のミュージカルを観に行ったのですが、その内容と雰囲気に涙を流す位感動して、心が震えました。それをきっかけに、鈴木おさむさんの話をもっと聞きたい!と思って、購入したのがこの本。狙い通り、示唆に富む内容で今でも読み返します。

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?(森岡毅)

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写真は下記サイトより転載。
http://www.sinkan.jp/special/usj_roller_coaster/

読書好きな先輩から紹介してくださった本。この手のビジネス書は、いろんな本を一通り読んだことがあるのだけど、この本は、一つ一つ実例を取り上げて、理論的に丁寧に説明してくれているので、とても分かりやすい良書でした。著者の自慢で終わること無く、その技術を出来る限り、読者にも伝えたい。という思いが分かるくらい企画のヒントがたくさんちりばめられていました。企画の出し方を考えている人にはおすすめの本です。

入社1年目の教科書(岩瀬大輔)

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写真は下記サイトより転載。
http://www.baka-ke.com/2012/10/05/nyuusya-ichinenme-no-kyoukasyo-iwase-daisuke/

働き始めて2年目の去年の春。社内で尊敬する上司2人から別々のタイミングではありましたが、おすすめされたのがこの本。元々、岩瀬さんのブログは毎日読んでいたのですが、この本には働く上で大切な基本が書かれているので、いつになっても読み返す貴重な本です。

すべては一杯のコーヒーから(松田公太)

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写真は下記サイトより転載。
http://blog.goo.ne.jp/augustrait/e/827b8ed08eb0d4929927afd1ed75079f

タリーズコーヒージャパンの創設者であり、現在、みんなの党でご活躍されている松田公太さんの本です。2年程前に近所の古本屋さんで買いました。やはり男たるもの自分で事業を起こしたいものです。この本はタリーズをアメリカから日本に持ってきて、誰も注目していなかった時から成長させていくストーリーがそのまま書かれているので、読むだけでワクワクしてきます。店舗経営の人をまとめるマネジメント理論も書かれていて、アルバイトさんとの接し方等今の自分の仕事に繋がる部分も多く、久しぶりに読み返してみようと思います。

面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく。(栗原幹雄)

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写真は下記サイトより転載。
http://ameblo.jp/goodriddace0320/entry-11526858487.html

約3年前くらいに立ち読みでこの本を読んだことはあったのですが、GOOD AT TOKYO立ち上げ時の7月にやはり読み返したいと思い、購入しました。元々フレッシュネスバーガーが好きなこともあるのですが、スマイルズの遠山さんの本しかり、「好き」を仕事にしている男はかっこいいなあと再認識させてくれる本です。こちらも同様ストーリーが書かれているので、あとは自分が実践するのみだなと思って、GOOD AT TOKYOを運営しながら読み返しています。

自分にやる気スイッチを入れたい時に読みたくなる本

高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人(勝間和代)

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写真は下記サイトより転載。
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2011/01/23-7120.html

こちらも大学5年生を迎え就活をしている時に、今後どういう戦略で自分の人生を決めていこうか考えている時に読んでいた本。僕は福岡の大学で、東京では無名な大学なのですが、実際に社会に出て、東京で働いてみて、この本に載っている考え方は非常に合っているなと実感出来ます。要は人間力。文章を書いていたら、また読み返したくなってきました。

逆境を笑え〜野球小僧の壁に立ち向かう方法〜(川崎宗則)

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写真は下記サイトより転載。
http://bb4l.jugem.jp/?eid=1254

個人的に宗リンが大好きなんです!大学まで福岡だったので、ホークスが好きなのは言うまでもないですが、彼のキャラクター、アメリカでひたむきに頑張る姿、周りから愛される人間性はすごく尊敬出来ます。僕も宗リンみたいにいつも一生懸命に明るく、周りに仲間に囲まれて笑顔の絶えない環境を作っていける人になりたいと思っています。そのためにも、実践実践!

大局観(羽生善治)

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写真は下記サイトより転載。
http://yaplog.jp/keiden/category_0/4

内容をまとめると、壮絶に練習をして経験を積んでいけば、なにも考えずに直感で、今どういう状況なのか、次にどうすべきかを理解出来ますよ。ってお話。僕もたまにその考え方、ゾーンに入ることがあって、ippeiという人間をゲームのRPGの主人公みたいに、次にどういう行動させようか、どうさせるべきか?を面白く感じながら第三者目線で行動させるんです、自分を。そうすると結構うまくいくことが多くて。これからの社会を生き抜くためには、ぜひしっておきたい理論です。

バカポジティブ(関根勉)

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写真はAmazonより転載。

大学3年生の時にアルバイト3つ、サークル2つを同時にやっていたことがあって、いろいろ大変な時もあったのですが、そんな時にこの本を読んで、リラックスしていました。昔から、個人の名前で勝負出来る人に憧れが合って、誰からも好かれる関根勉さんの本ということで、今でも愛読しています。まあ、関根さんの考え方が載っているのですが、あのシュールな切り口と優しい口調が印象に残っているからか、読んでいても全然身構えることなく、平易な文章ですごく分かりやすい本でした。

何度も読み返したくなる本

心はあなたのもとに(村上龍)

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好きな人が出来た時は小説を読むことが多いです。あの人は、どんな考えを巡らせているんだろうと人間愛や恋愛系がテーマになっているものを読み出します。そのなかでも、この本は男性と女性の考え方の違いがうまく書き表されていて、とても勉強になった小説でした。「人は他者を所有出来ない。だから、どうしようもなく求めてしまう」という帯のタイトルが秀逸です。

週末は彼女たちのもの(島本理生)

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写真は下記サイトより転載。
http://blog.livedoor.jp/takamichi100/archives/30836541.html

この本は メインヴィジュアルに惹かれて買いました。調べてみるとこの本は、ルミネの広告からストーリーを加えて小説化したというだけあって、東京で働く女子、男子の葛藤、悩み、楽しみがリアルに描かれていて、思わずこんな日常あるあると頷きながら読み進めてしまう程。同じストーリーなんだけど、オムニバス形式でいろんな人の見方で展開しているので、人間観察をしているようで面白い。読むだけで、もっと恋しよう!キラキラした生活しよう!と思わせてくれる本です。

 

以上が、ippeiの好きな本でした。

紹介してみて、一言。

ippeiは「愛とユーモア」のある大人になりたい。