金曜日担当のippeiです。最近読んだ本で、感動した、心に残った本を紹介します。
「モスバーガー流 結果を出すリーダーの習慣」
いま、僕はファッション通販サイトの物流倉庫で働いています。担当しているのは、「ピッキング「と「棚入れ」業務。弊社で販売するために入荷してきた商品を決められた場所に保管し、注文が入ったら正しく、適切な商品を適切な数取って、発送担当者に回すしごとです。言わば、全商品に直接触れられる現場中の現場。実際に、そのような業務を全て社員で行うことはできないので、代わりに指示を出しながら、アルバイトや派遣さんに協力してもらって、毎日が進んでいます。10~60代位までのいろんな人たちが働いているので、コミュニケーション能力が求められます。ギャルっぽい子もいれば、主婦をしながら働きにきてくれている女性の方、定年退職をされて、少しでも体を動かしたいと働きにきてくれる叔父様まで。働くみんなが、いやな気持ちせず、楽しく働くことができ、かつ正しく作業を行えるように、こちらの指示に従って動いて頂くためには、一人一人の趣味嗜好に応じた声かけ、信頼関係の構築がかかせません。(自分自身もまだまだではありますが。)
部署異動してから、はや1年半経ちますが、人を動かすことの難しさをひしひしと感じる毎日です。入社してから、はじめの2年間はデスク業務が主で、訪問数や売上などの数字とにらめっこしながら、分析や施策立案を行う毎日でしたが、今は、まるっきり逆の働き方を行っています。いくら論理的には正しいことでも、実際に作業している人たちが、納得しなければ、実行には移されないし、十人十色、いろんな人たちがいて、そろぞれ違った考え方を持っているので、運用を一つ変えるだけでも、手間がかかります。全体にアナウンスして、一人一人に声かけをして、ヒアリングをして、改善を行い、熟練したスタッフだけでなく、初心者でも分かるような運用に変えていく。そのプロセスの繰り返しです。
自分の同世代や、周りの友人の中には、メディアでも取り上げられるような、カッコイイしごとをしている人もいます。カッコイイしごとの裏には、泥臭いこともたくさんやっているのだと思います。かくいう自分もミーハーなので、みんながワクワクするような新規事業や企画ができる人になりたいと思っています。
カッコイイスーツでばちっと決めて、スマートにプレゼンを行い、颯爽と都内を歩き回るようなビジネスマンも素敵ですが、どちらかというと、泥臭く、アルバイトさん、派遣さん、上司、後輩関係なく、みんなから愛されるような人になりたいと思ったので、そんな人間形成には物流での経験が必要と思ったのが、この部署に異動した理由でした。
もちろん、最新スポットで、みんながワッと驚くような楽しいことを仕掛けたい気持ちは、今も変わりません。だけど、その時のために、今は、自分磨き、人間力をつけるために、もっとここで一生懸命に働きたいと思います。
そんなことを思っている時に、ぴったりの本でした。