ときめいてる女の子 気にしないふり男の子

こんにちは。日曜日更新担当のHachiです。

 

今日は学芸大学の「Asian Breeze」というマッサージ屋さんの地下でアンティグラビティというハンモックを使用したヨガの体験にやってきました。

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こんな風に天井から下がっている布の中に入って、無重力の中で体を動かすヨガの一種。楽しい。

布は1300キロまで耐久してくれます。すっごい。こんなことやあんなことまで、様々なポーズが体に負荷をかけることなくとれちゃいます。

ほらね、すっぽり。

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「遅刻してはいかん!」と意気込み余って、時間を1時間半間違えてしまいました。もちろん、早い方に。

時間にゆとりができたおかげでそのマッサージ屋さんの中のカフェで優雅にエスニックフードを満喫。ずっと気になっていたランチが食べられて大満足。パクチーは今日も最高のお味です。時間を早めに間違えちゃうと、時間も気持ちもゆとりができるし、いいことばっかりだなぁ。食後のハーブティーを飲みながら日記を更新していきたいと思います。

さて、今週のテーマは「バレンタインはお好き?」です。

 

「バレンタインデーはお好き!」

好きに決まっているじゃないの!!!!!

映画「チャーリーとチョコレート工場」は何度繰り返し観たことか。ん、関係ないかしら。

甘いもの大好き。チョコレート大好き。

朝は必ずお気に入りのチョコレートをぽいっと口に頬張りながら、いそいそと身支度を整えています。チョコレートのストックを切らした朝のモチベーションはすこぶる低い。

ミルクチョコレートやホワイトチョコレートは苦手。ビターでほろ苦いチョコレートが好み。去年からずっとはまっているのはこの明治のチョコレートビスケットのお菓子。以下参照ください。

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いちごのチョコレートが濃厚で、甘酸っぱくて。ビターチョコレートが練りこまれたビスケットとの相性抜群!

一度ご賞味いただきたいお手頃なお菓子。バナナ味と抹茶味もあります。一番おいしいのは、やっぱりいちご。

 

中学生や高校生の頃は、まるでお菓子業者のように「友チョコ」を大量に徹夜でこしらえていた。最初はクッキーやブラウニーなど、短い時間で大量に作れるものをチョイスしていたけれど、交換する友達のお菓子の腕も毎年磨きがかかって、いかに珍しく可愛いお菓子を作れるかが勝負になってきて、最終的にはラッピングや装飾にこだわりがでてきて。

「負けていられん」と高校生になった頃には、何種類もお菓子を作っては、「見よ」といわんばかりに大袈裟にクラスメイトに配り歩いていました。費用もばかにならなかったなぁ。生クリームとバターって、大量に買うと結構高いんだからな、男子。

でも、財布を痛めてでも、だれよりも輝きたいバレンタインデー。思い出の2月14日。

 

たくさんの友チョコの中にひとつ紛れさせた、本命チョコ

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まだ「付き合う、付き合わない」云々とかいう年齢になる前の、まだまだお子ちゃまだったけれど、私は恋をしていた。

小学6年生の頃、運動ができて、声がうるさくて、面白くて、笑うと可愛く目が垂れて、掃除をいつもさぼっていて、口が大きくて、いっちょまえに眉毛整えていて、手が小学生なのに大きくて、右目のしたにほくろがあって、左利きの男の子のことが好きだった。

どうしてもバレンタインにチョコを渡したかったけれど、今更恋心をのぞかせることなんてできない。思春期に半歩足を突っ込んだような年齢だから、男子にチョコをあげるなんて恥ずかしいし。

でもどうしても何かしたくて、彼に食べてほしくて。

友チョコを作りながら悩んだ挙句、友達にあげるためのお菓子が大量に入った紙袋の中に、包装紙に自分にしかわからないような目印をこっそりとつけたお菓子をひとつだけ忍ばせた。

 

当日、自分の腕を振るったお菓子を配り交わし歩くクラスの女子の群れに紛れて、

「はいチョコ~、はいバレンタイン~」と流れ作業のようにチョコを配り歩いて、ほかの人と同じようにお菓子を袋から取り出し「はい、チョコ~」と彼にチョコを渡した。

他の人と同じように、同じ声で、事務作業をこなすような淡々とした一瞬の時間だったけれど、私にとってはとてもどきどきで、とてもとても大事な瞬間だった。

 

目印をつけたお菓子が気になって、配り歩いている間何度も触って間違えないように気を付けた。彼に渡すときだけ手間取らないように、袋の中からすぐに取り出せるように袋の中の配置を工夫した。

みんなには長方形のチョコレートブラウニー。彼にはハートの形に焼いて、精一杯デコレーションしたチョコレートケーキと、いちごで真っ赤に仕上げたハートのクッキーをたっぷり。自分以外誰にも気づかれない秘密の特別扱い。自分なりの精一杯の愛情表現。彼もきっと、みんな同じものを貰っていると思っていたに違いない。

 

いま考えると、その場で男子たちが封を開けて食べだしていたら、「あれ?お前のだけちゃうよな?」となっていたこと間違いなしで、我ながら恐ろしいことをした。笑

でも悔いなし。人生の中で大事な大事なバレンタインデーの思い出。

*****

 

大学生になって、社会人になって、プレゼントをあげたり貰ったり、特別な人と特別な時間を過ごす日になっていたり、2月14日の意味は少しずつ変わっていった。本質的には一緒なのだけれど。

恋が主役のイベントは365日の中でたった一度きりだし、甘いものが好きだし、やっぱりこの日はすごく大事な日だなぁと思う。街に赤とハートが溢れていて本当にキュート。

 

私の母親は料理作りがあまり好きではなく、特にチョコレートを使ったお菓子やスイーツづくりはあまり好きではなかった。私は、やっぱり食べるのは好きだけれど、スイーツづくりはあまり上手ではなく、試行錯誤。さっとスマートに作れるひとがうらやましい。

毎年真面目に健気にバレンタインデーにお菓子作りに挑戦していれば、お母さんになるころには可愛いわが子のためにお菓子をさっと作れるようになっているかなぁ。花嫁お母さん修業も兼ねられるイベント、バレンタインデー。今年は何を作ろうかしら。

 

タイトルの曲はチョコレートといえば、という感じのPerfume「チョコレイト・ディスコ」。

「計算する女の子 期待してる男の子」「ときめいてる女の子 気にしないふり男の子」

「なぜか教室がダンスフロアに」 「お願い想いが届くといいな 対決の日が来た」

この短い言葉だけで、リアルな思春期世代のバレンタインデーが絶妙に表現されています。肩をふりふりしながら、足をすばっと出すダンスもたまりません。