きみと船橋の片田舎の話

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あっという間に日曜日、一週間がはやいなぁ。
どうも、kimixです。今週のテーマは「地元のこと」。

わたしは小さい頃に三重→埼玉→千葉→千葉って引越をわりと経験していて、中学生くらいから千葉県の「船橋市」に住んでいます。船橋市といえば、去年から非公認ゆるきゃらの「ふなっしー」で少し有名になったのかな?南船橋には「ららぽーと」や「IKEA」とかがあります。

わりと栄えてるイメージがあるのか、「船橋に住んでいるよ」というと東京まで近いじゃん!都会育ちだね!と言われることが多い。だがしかし、わたしが住んでいるところは船橋市のなかでも端っこの中の端っこ。だから「THE・船橋」って感じの船橋駅まで電車で1時間ちょっとくらいかかるのです。泣ける。

「マイルドヤンキー」って言葉を最近よく聞くけど、わたしの地元ってまさにそんな感じ。ヤンキー多いし、レディースとかあったし、中学校のトイレにはスプレーで落書き、授業中にバイクが校庭をパラリラ〜っていうこともあった。コンビニ前でスウェットにキティちゃんサンダルでたむろしてる人もまだいるし、小中の友達で集まっている子も多い。とくに田んぼが多いわけでもなく、住宅街だから家と家の隙間は東京と変わらないくらい。駅前には一応マックがある。中途半端に都会?で、中途半端に田舎。なんの特色もない、そんな典型的な関東の片田舎。

で、わたしはこんな田舎街が大嫌いだった。

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少し歩けば小学校の裏に牧場がある。牛の匂い。鼻につく糞の匂い。

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こんな大っきい麦わら帽子をかぶって庭掃除したり。

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牧場近くの森に朝一番にいくと空気が澄んでいて木漏れ日がキラキラしていて。

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きれいな紫陽花もたくさん咲いている。

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夏の始まりには、家の前に青々とした絨毯ができる。

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大きな鉄塔があって、ずーっと伸びる一本の道。となりの町まで続いている。

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秋になるとふわふわとススキが揺れる。

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マフラーを巻かないと身震いする季節には、あんなに鮮やかだったのになんとも言えない哀愁ただよう空気を含みはじめる。

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東京じゃ吸えることのない空気、
見かけることのない色合い、
ゆっくりと過ぎる時間。

あんなに嫌で嫌で飛び出したあの時から今年で3年目。
遊ぶ場所も観光できる場所もないけれど、でも、この何の変哲もない場所が好きなのかもしれないって気付いた今日この頃。

今は胸を張って言える、
「この街が大好き」だって。