私にとっての、「しごととわたし」

ひさしぶりの日記になってしまいました。makiです。

実は、今の職場に通うのは明日が最後。3月から新しい会社で働くことになりました。まったく実感がわかなかったけれど、今週色々とご挨拶をさせて頂き、やっと身をもって実感していたところで。大学を卒業して新卒で入社した会社をやめるのはやっぱり寂しい。でも、今までのこととこれからのことを自分の中でぐるぐる考えた結果、転職をすることに決めました。

4月5日生まれの私は、「誕生日とともに1年がはじまる」と思っていて、なにかと「◯◯歳はこうだったな」と振り返ることが多いのですが、もうすぐ終わる26歳という1年は、今まで過ごしてきた1年間とは何かが違っていたな、と感じています。

多分それは、「これからもずっとずっと続いていく自分の人生をどうするのか」というテーマについて腰を据えて考えてみることが初めてだったから。

1年前、25歳の頃の私はどうだっただろう。「5年後何してたい?」なんて言われても、ふわっとしたことしか答えることが出来なかったと思います。なかなか、5年も先のことを考えるのって難しい。目の前のことをどうにかやっていくので、精一杯。ましてや、ずっと続いていく人生のことなんて、真剣に考えたこともなかった。

そんな私がこんなに考えるようになったのは、周りの環境がじわじわと変わってきていたからだと思います。

ここ数年は、友人同士で集まると「あの子が結婚したらしいよ!」「結婚とか、どうする?」といった話題で持ちきり。ちらほら結婚する子が増えてくる中で、私も今までなかなか考えたことのなかった「結婚」という未知のモノに対して意識をし始めました。どうやら結婚っていうものは良いものらしいぞ、と。学生時代は周りに結婚しているカップルもほとんどいないし、何か次元の違うもののように思っていたけれど、社会人になって色々な年齢の人との付き合いがある中で、だんだんリアリティが増してきて。

何より一番はっとしたのは、一番の仲良しの友人が、もともとやりたいと話していた仕事に転職し、結婚することになったと聞いた時。ずいぶん先にいかれちゃったな、と正直すごく焦りました。

私も、結婚して、子供も欲しいし、ちゃんと子育ても家事も頑張りたい。仕事も頑張りたいし、やりたかったことをやってみたい。でも、いつ、何をするの?何の考えも持っていなかった自分に唖然として。それが、26歳の半ばのこと。

ぼんやりと目標がないまま仕事をしてると、あっという間に時が過ぎていってしまうよ!と警鐘を鳴らされたような気分になりました。結婚や子育ても含めた、人生という長いスパンで考えた時に、私はどんな自分でいたいんだろう?と自分自身にひたすら問いただして、やっぱり今転職をするべきだな、と決意しました。何かを決断して変えることって、労力もかかるし、面倒なことも多いのだけれど、今の自分には絶対必要だなって確信して。

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会社の大好きな先輩と銀座でランチに行った時に「実は転職するんです」っていう話をして、その後に彼女が貸してくれた本が「しごととわたし」

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仕事、結婚、家事、子育て

”女の人生”と真摯に向き合う彼女たちの

これまでのこれから。

年齢も職業も異なる12名の女性に、仕事と人生について話してもらったインタビュー集です。女として生きていく中で、結婚して子供を産み育てていくということが頭の片隅にあって、一方で自分が好きなことを仕事としてやっていきたいという気持ちがもう片隅にあり、難しいなと思う瞬間が多い。けれども、この本でインタビューに答えている女性たちも、実はまったく同じような悩みを抱えて悩み苦しみ、そんな中で自分として今何をするべきかを真摯に捉え、都度都度選択してきていることを知りました。

女性は、本当に、自由だ!

帯で主張している、服部みれいさんの言葉。なんだかすごく勇気が湧きました。

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今週のGOOD AT TOKYOのテーマは「結婚観」だったわけだけど、メンバー一人一人がそれぞれ結婚について何かしら考えを持っていて、なかなか友人同士の会話の中では知ることができないような価値観が垣間見えて面白かったです。

結婚のことを考えるとき、仕事ややりたいこととの兼ね合いなど、悩むことがきっと多いと思うんだけど、悩むことさえ一緒に楽しめる相手とずっと健康に暮らしていければ本望です。