想いをのせて

はい、木曜担当、料理人のtakumiです。

先日は、hitomiを迎えたGAT定例会を渋谷Dining Table 10″1で行いました。僭越ながら、僕がお店を選ばせていただきました。渋谷駅から少し離れた場所にあり、古民家のような佇まいの居酒屋。長崎直送の魚と旬の野菜、素材を活かした料理を楽しめます。

そうそう、昨日ランチに行った渋谷ミニオン坂の上も良かったです。旨味を引き出すためにじっくりローストされた野菜たち。小さなダッチオーブンで提供されたサバのパン粉焼きも美味。満足度高いです。。!

美味しいのは当たり前、その上しっかり栄養もとって、満たされたい!そんな潜在的思考が最近の飲食店チョイスに影響しているようです。

しごとのある一日

四ッ谷にあるスパニッシュダイニングで働いています。

起床は8時。トースト二枚にハチミツをかけ、お茶と共にたいらげます。メール、ニュースのチェック、洗濯なんかをしていると「おっはよーございまーす!」とTVから天の声さんの挨拶が聞こえたら、そろそろ家を出る時間。自転車にまたがり、颯爽とお店へ向かいます。

着いたらコックコートに気構え、ランチ営業です。ランチ営業はスピードが大切。四ッ谷のお客様は、近隣で働く方々が多いので、貴重な休憩時間を有意義に過ごして頂けるよう最善を尽くします。それに並行して、仕込みも進めます。一分一秒も無駄にしないよう、頭の中でスケジュールを立て、ホールの状況、お客様のテーブルの上の状況も把握しながのランチ営業。息つく暇もありません。

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15時から17時までお店を一旦閉めます。その間に皆んなで賄いを食べたり、MTGしたり。人事部の活動をしたりと、そうこうしているとあっという間にディナー営業の時間。夕礼にて本日の予約の確認。我が店舗は、ディナー売り上げの半分以上がコース売上。それぞれの予約データを確認して、営業に望みます。

お客様の利用目的は様々。同僚、友人、恋人、家族など大切な人と過ごすひと時。そこに携われる事に幸せを感じます。「クリスマスに来て、とても美味しかったからまた来ました!」何て言われたら、もーです。嬉しすぎます。記憶に残るような体験を演出できたという幸せと。必要とされているという充実感。私はそれを求めて仕事をしているのだと思います。しかし今は、雇われている中でできている事。独立という形で自分の店を運営し、そんな体験をお客様に提供出来たらどれほど幸せか。

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さてさて、21時30分はフードのラストオーダー。四ッ谷の眠りは早く、店仕舞いです。閉め作業を23時には終えて帰宅します。帰宅後は、街へ走りに繰り出したり、夜ご飯を作ったり。貴重な自由な時間を過ごします。

と、ざっとこんな感じの、しごとのある一日。

基本店舗内で完結してしまう私達の仕事。その限られた空間でどれだけお客様の幸せを演出できるか、日々精進しております。野菜などの生産者さんの想いをのせ、私たちが料理し、サービススタッフがお客様へ届ける。チームワークなくしては成立しないこの仕事。

だからこそ、「美味しかった!また来るね!」の言葉は格別なのです。