食のお仕事

もし、今と違う仕事を選ぶなら、食の世界にどっぷり浸りたい。

味わうのも作るのも、両方大好き。料理やお酒の美味しさを文章で表現したり、料理に合うお酒を選んだり、こだわりの食材を使ったレシピを考案してみたり、そんな毎日を送ってみたい。

食を仕事にすると、胃腸の調子が悪い期間や禁酒をしなければいけなくなった時に仕事が回らず辛いのだろうな、とも思う。そういう理由からか、私の周りの食に造詣が深い方々は健康にも気を遣っている。おなかを休める日を作って体重を維持したり、筋トレやランニングをしたり。私もそういう努力をしなければ、この先食べたり飲んだりし続けられない気がする。

趣味を仕事にするべきか、みたいな話はよくある。食べ歩きや料理は私のストレス解消法であり休日の一番の楽しみだから、それが仕事になることでいつかストレスの種に変わってしまったらきっととても辛いと思う。どんなに好きでも、仕事となると大変なことも色々あるだろうし。

だからやっぱり私は食のお仕事に対して漠然とした憧れを抱きつつも、きっとその道に足を踏み入れることはないのだろうな、と今は思う。でもいつだって、明日のことはわからない。