ユニバーサルミュージックを辞めます。

今日のオススメ曲
新卒で入社したユニバーサルミュージック。この度退職することとなりました。
2012年4月、インターン選考などを経て内定を勝ち取り、入社をしたユニバーサルミュージック合同会社。「音楽業界において、デジタル領域で出来ることはまだまだある。」と思って採用試験に臨んでいたので、ひたすらその部分をアピールした記憶があります。名刺上のポジションの変更は5、6回はありましたが、基本的にデジタルに関わる全領域の担当をしていました。
IMG_7024
よく、なんの仕事をやっているの?と聞かれます。僕の仕事はデジタルやWEB領域でアーティストのマーケティングやプロモーションを行うこと。ざっくり言うとこんな感じで、このざっくりさが僕の仕事をそのまま表しています。というのも、何か特定の決まったことを行うのではなく、アーティスト毎に0からやることを考え始めるので、思いついたことがそのまま仕事となる。例えば、アリアナ・グランデではHIKAKINとのコラボをやったし、5SOSではPVを作ったり、自らツイキャスでファンと交流を行ったり。アヴィーチーはEDM JAPANというTwitterを立ち上げたり、マルーン5では当時ネットで流行っていた美女コンテンツとコラボしたり。はたから見るとただただ楽しそうな仕事かもしれませんが、アイデアを生み出すのが本当に大変でした。幸い、アイデアを考える事が得意だったので、大変さは楽しさでカバーできたけど、それでも常に情報のインプットは必要。毎日大量の情報を仕入れる事も重要で、ネットサーフィンも僕の仕事の1つでした。

色々と転職活動をして改めて気づかされたのですが、今の仕事を超える「面白そうな仕事」ってあまりないものだな、と。ITベンチャー、総合広告代理店、ネット広告代理店、コンサルタント等いろいろな会社で話をさせて頂いたのですが、今以上に面白そうな仕事だなと思う仕事はぶっちゃけほとんどありませんでした。とある会社の面接での話です。自分の職務経歴について話をし終わり、面接官に言われた一言が、「本当に楽しそうに今の仕事の話をされますね(笑)」と。だって楽しいんだもん。レディー・ガガやテイラー・スウィフト、ジャスティン・ビーバーなど、誰でも知る世界的アーティストにも会え、実際に彼らと一緒に仕事をするこの仕事。さらにその面接官から「こんな楽しそうに話をされる方ははじめてかもしれません」だって。あぁ、そうか。世の中ここまで楽しい仕事ってなかなかないんだなと。仕事が嫌で転職活動をしているわけではなく、誇りをもって仕事もしていたので、そういうことも影響しているかもしれませんが、自分の仕事の楽しさが凄まじかったのだなと、改めて実感しました。

IMG_5072
(一時、邦楽も担当させていただいたので、RIJFにもお邪魔しました)

 

そんな楽しい仕事を辞める僕ですが、転職「活動」をして本当によかったと思っています。先述の仕事の楽しさが再認識できたというのもあるけど、それよりも何といっても普段会えないような人たちとたくさん話をする事ができたのは素晴らしい経験でした。エンタメ業界に身を置く身として、やはり普段会う人も、同じ業界だったり、ITよりだったりするので、今回の転職活動で様々な業界の人と話ができたのは何にも代えがたい出来事です。ちなみに転職活動で一番衝撃だったのは、面接で説教をされたこと。将来のやりたい事について、「そんな考えじゃ全然ダメ」と1時間近く説教をされ・・・。これがすごく衝撃的で、色々とものの考え方が変わった日となったのですが、あの説教がなかったら、また今は違う道にいたのかも。すごくありがたい経験です。

TATSKIさん(@_tatski)が投稿した写真

そんなこんなで最高に楽しい仕事をやめる僕ですが、今後は地方活性化を行なっていきます。青森県出身なので、最後は地元青森/弘前の活性化を目標においています。そのために20代は東京のベンチャー企業で色々と勉強させてもらい、将来に向けて準備をしていきます。
今年は26歳。やりたいことがハッキリ定まった分、30歳の自分に会えるのが今から楽しみ。20代はやりたいことをがむしゃらにやっていこうと思います。最後になりましたが皆様の今後のご健康とご活躍をお祈り申し上げるとともに、今後ともユニバーサルミュージックを宜しくお願いいたします。