映画で腑に落ちた自分の「不安」について

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月曜担当のoichiです。今週もどうぞ宜しくお願いします。今週のテーマ「悩み」について書きます。個人的には悩みって結構些細なものから絶えずあるんじゃないかなと思います。ただ、それがあまり深刻化していないだけであって。躁鬱とまで表現していいか分からないですけど一定周期で気分の上下があって、気分が下がっている時は「悩み」のような状態になってしまうかもしれません。自分の中での悩みは大体「虚無感」にあたります。

最近SOMEWHEREという映画をDVD見ました。自分はこの映画を見てから、すごい虚無感に苛まれて今に至ってます笑。ネタバレがあるので嫌いな人は読み飛ばしてください。内容は(すごいザックリ話すと)ブルジョアでイケメンな主人公が虚無感を女遊び・タバコ・酒で紛らわしているんですけど、分かれた妻との娘と過ごした数日間の何気ない生活を通して、自分の「自分は空っぽだ」という虚無感から涙して、でもそれでも何も変わることはないけど、また前向きに歩き出す(ほんとにそんなシーン)な映画です笑。ネットで見る評価としては「内容がない」という感想など酷評が多いんですけどけっこう面白いです。あからさまな虚無感に関する表現がなくあだち充の漫画かというくらい行間が空いた映画なので、最後の最後にようやく一つ一つのシーンが奥深く感じられる映画です。

この映画の中で、主人公は自分の虚無感を女遊びとか酒タバコで紛らわしている描写が多いんですけど、たしかに虚無感って無くなるものではなくて代替するしかないような気がしています。だから忙しいときは虚無感とか全然感じないんですけど、すんごい暇な日がずっと続いて、毎日怠慢な生活をしていた大学生の時は、虚無感で一杯でした。当時は写真部だったので、ずっと部室に居座って憂いを紛らわしていましたし、その気の紛らわしを作品にしてたと今思うと気持ちわるいっすね笑。

最近は虚無感を感じ始めたときは意識して本を読んだり、映画を見たり、別の環境へ行ってみたり、久しく会ってない人に会ってみたりするようにしてます。目標が見えなくなったりこの先のことが考えられなくなったりした時に、起こる周期みたいなもんなのでとにかく変えるほかないかなって。ただの方法論ですけど。誰が言ったか忘れましたが「手に取った本がその時自分に必要な本だ」みたいな言葉ありませんでした?自分はその願掛けみたいなのをわりと間に受けています。ちょうど今迷いが色々ある時期で、まだ考えも方向も纏まっていないので、もうすこし時間がたって行動が伴ってきたら皆と共有したいです。ではまた!