こんにちは。日曜日担当のHachiです。
つい先日日記を更新したと思っていたら
もう日曜日!ぐんぐん時の速さが上がっていきます。
昨日は友人の誘いで人生はじめての九段下の光る玉ねぎこと、武道館へ。
silent sirenという4人の女の子で構成されたバンドのライブに行ってきました。
ご存知ですか?私はというと、まったく知りませんでした。
まったく知らなかったけれど、友人のtwitterで読んだ歌詞にぐんと引き込まれ、
その友人から「ライブのチケット1枚余っているよ」というお声掛けもあり、昨日の参戦にいたりました。
キャッチーなリズムと、絶妙に心地よい高音のボーカルがとっても魅力的なガールズバンド。
読者モデルでもある彼女たちなので、見ていると自分の美意識までついでに上がっていきます。
久しぶりにジャンプして叫んでひゃっほいした1日でした。
よく知らないアーティストのライブでも、結構今まで参加してきましたが、こういうのって予想以上に楽しい。
これからも色んなアーティストのライブに行ってみたいなぁ。
忘れられない旅の思い出
さて、今週のテーマは「忘れられない旅の思い出」です。
大阪にいた頃は、お金・体力・時間のすべてに余裕があったので
「1か月1旅行」ということで、国内の各所を贅沢に旅行三昧しておりました。
全国各地に会社の同期がいたということもあり、「会いに行く」を口実にしたり、
ふと思い立って飛行機のチケットを取ったり、本当に社会人になってもぷらりぷらり。
福岡の牡蠣小屋、新潟の海老味噌汁、鹿児島の桜島、高知の鰹料理、北海道の流氷、石川の酒蔵巡り、
ぱっと思い出してこんな感じ。土日という限られた2日間の中でその土地のいいところを堪能しました。
そんな数ある旅の思い出の中で、なにを取り上げようかなぁ、と悩みましたが
私にとって一番の旅先はやはり「九州」だなぁと思いました。なのでここでは九州のお話を。
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九州の大分は上津江という山と山と山しかない小さな町に、私の祖父母の家があります。
先祖代々暮らしたその家は、ド田舎で土地が安いということもあり、その町の中ではひときわ大きく佇んでいます。
その町の中で一番にカラーテレビが届いた家なんだと、祖父はいつも自慢げ。んもー可愛いんです、うちのおじいちゃん。
全面畳貼、掘りごたつ、水洗になっていないトイレ、井戸の水、牛小屋、薄暗い小屋、小さな庭。
部屋の中には仏壇や神棚から漂うお線香の何とも言えない落ち着いた香りが立ち込めています。ふー落ち着く。
携帯電話(softbank)は圏外なので、外部の情報ははいってきません。メールも電話もLINEもこない。
外界とは隔てられた「田舎暮らし」をぎゅっと凝縮したような、今の時代にはとっても貴重な空間がそこにはあって、
私にとっては小さい頃から今まで何年経ってもどこよりも魅力的な、そして意心地の良い場所です。
どんなホテルより、ご当地グルメより、自分のこころを満たしてくれる空間です。
辛いことがあった日、少し長期のお休みのとき、逃げ出したくなったとき、おいしい田舎料理が食べたくなったとき。
わたしの良い意味でも、悪い意味でも、何も気にせずすっぴんの自分になれます。世界からトリミング。
化粧はしない、トレーナーにジーパン、髪の毛はきゅっと縛っただけ、長靴をはいて畑仕事、お腹がすいたら祖母の手料理。
お風呂は薪を割って、くべて、火をつけて、竹筒でふーふーと息を吹きかけて、夜は21時くらいには眠たくなってくる。
電波の届かない場所で、人間らしい生活を、自分らしくする。こんなにリフレッシュできることってないなぁと思います。
そこでぐんぐん栄養補給して、こころとからだを蘇生して、またくるね~と祖父母と涙の別れをして、
バスでぐんぐん山をくだりながら、どんどん窓の外に増えていく都会のビルに目をやりながら、いつもの暮らしへ戻ります。
いつもの暮らしにアクセントや変化をつけて、離れるのも「旅」だし、
いつもの暮らしにうまく馴染めるよう、自分をリセットさせてくれるのも「旅」ですね。
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有川浩さんの小説が映画化された「阪急電車」という映画をご存知でしょうか。
わんわん大声で駅で泣く小学生の孫に、祖母がかける台詞。(この祖母の言葉は、どんぴしゃりで心に刺さる言葉ばかり。)
「泣いてもいいけど、泣き止むことのできる女になりなさい。」
この言葉が頭に焼き付いて離れません。自分の気持ちをコントロールできるって、とても大事なことだと思うのです。
自分がどういうことで元気になれるのか、どういうことでリフレッシュできるのか、どうしたら悲しいのか。
自分の気持ちをコントロールするには、やはり自分のことを知ること、客観的に見ることが重要なのかなぁ。
私にはまだまだできておらず、まだまだもっと自分をコントロールできるようになりたいなぁと思う今日この頃。
私は昨日はごく落ち込むことがあって、今朝2時までわんわん泣いていました。
いつも泣くことですごく心がすっきりするので、私はいつも悲しいときは必要以上に泣きべそをかきます。
音楽を聴いたりして、悲しい気分を全力で高めて、涙を誘いまくります。あえて。
もちろん大袈裟になってしまうので、ひとりのきに限りますが。笑
わんわん泣いていたら、電話をくれて、会ってくれて、連絡をくれて、
そんな風に友人たちの絶大な支えがあって、今日の今時分はこころが穏やかになりました。ふぅ。
思いきり泣くこと、周りの人の支え、そして自分にもどれる場所。かけがえのない自分の安定剤です。大事。大事。
ありのままに、思うままに生きることを大事にしながらも、
肝心なときには自分をコントロールできる、難しいけれど成りたい自分の理想像です。
タイトルは斉藤和義の「メトロに乗って」の歌詞です。東京にくる新幹線では必ずこの曲。
昔は旅先だった東京が、今では生活する街になりました。「東京メトロ」マスターする日はまだ遠い。