海風とともに

木曜日担当、渋谷で料理人をしているtakumiです。先日過ごした2連休は、鎌倉、逗子へ一人旅。いつもの休日と変わらない気持ちで家を出た。特にプランも決めてない、自由気ままな一人旅。江ノ島へと向かうモノレールは、旅の高揚感を高め、江ノ電の板張りの床はノスタルジックな気分にさせてくれた。

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昼食は調べたあげく、大好きなDOUBLE DOORSへ。テラス席で感じる海風だけで満足だけど、STAUBの鍋に盛り付けられたハンバーグには贅沢にアボカドが乗っている。もうお腹いっぱい。その後は、鎌倉の街をふらふら散策。地元の高校生の肌は、すでに小麦色。さすがのシーサイドシティ。

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お目当のショップはことごとく定休日なので、Airbnbを使って予約した宿泊先のお宅へ向かう。逗子駅からとても近い、三階建ての白い家。玄関で出迎えてくれたのは、娘さん。二階に案内されると、甘い香りが漂っていた。そこには料理教室もしているという、大きなアイランドキッチン。木のダイニングテーブル。そして大きなベランダ。ヨーロッパの田舎をイメージさせる、ウッド調の優しい空間が迎えてくれた。宿泊スペースは小さな小窓がある屋根裏部屋。とても広く、外国旅行者に喜ばれそうな畳の部屋。こんな変わった部屋に宿泊できるのがAirbnbの醍醐味なんだと理解した。

夜はゆっくり、ホストである御夫婦とお酒を交えながらの談笑。初対面ながら、暖かかく迎えてくれたおかげで、いろいろと深い話まで。仕事の話、恋愛の話、将来の話。お二人は元々飲食業界で働いていたこともあり、自分のことを理解してくれた上でお話できてとても素敵な時間となりました。

翌朝は逗子周辺の山道と海辺をランニング。昨晩の話を思い返したり、今度は誰と来ようか、と考えつつ走る自然は心地よい。山道は木漏れ日を感じ、海辺ではしっとりとした海風を感じ、都内では味わえない贅沢な時間を噛みしめる。

その後は、GOOD AT TOKYOのメンバーshoさんが営む、無農薬無化学肥料の農園”SHO FARM“へ。農薬を使っていないため、雑草も生えているけど、その中でも力強く育つ野菜たちの味は、普段口にするモノよりも雑味がなく、ピュアな味。えぐ味のないほうれん草。香りが強いわさび菜など、ここまで違うかと感動した。お土産には空芯菜をいただき、自宅で美味しくいただきました。

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一人旅は学生以来の約四年ぶり。一人旅はいつも考えるキッカケをくれる。そういう旅に限って、行く理由、プランなんか決めてないことが多い。”旅は呼ばれるもの。”っていうし、きっとそういうことなんだと思う。