東京近郊一泊二日週末おでかけプラン【江戸の手作り体験編】

 
こんにちは。日曜日更新担当のHachiです。
今週は終電を逃し続けながら、ひぃひぃふぅふぅ仕事に打ち込んだ一週間でした。
こんなハードウィークを乗り切れたのも、なんといっても21日(土)のGOOD AT TOKYO 2nd PARTYがあるからでしょう!
胸が高鳴ってきましたね。わくわくですね。参加予定の皆さんすでに準備万端でしょうか。
さて、先日の投稿でもお話し、ほかのメンバーの投稿でもご確認のとおり、
2nd PartyではAirbnbさんとタッグを組んで、旅行に関するコンテンツを用意いたしました。
各メンバーそれぞれ都内近郊で楽しめる1泊2日の旅を企画しプレゼンテーションいたします。
どの企画の旅行に参加したいか投票していただくだけで、豪華宿泊券が当たるチャンスが。ぜひふるってご参加ください。
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さて、ということで、私、Hachiが提案する1泊2日の旅は、こちらです。
モノヅクリと江戸文化を愉しむ手作り体験旅行
 
私の両親は「経験は財産」という言葉を教育において大事にしていた楊で、
なにかと”体験”というものをさせてくれました。旅行に行けば必ずカヌー、乗馬、陶芸、民族衣装などなど。
 
とくに陶芸や吹きガラスなどの焼物体験には凝って、行く旅の先先で体験教室を探しては予約していました。
なので私にとっての旅は、必ず「ものづくりや初体験」がくっついていました。
 
そこで都内でも、江戸文化が残る場所や、おしゃれ文化を発信する場所で、とことん
いろんなことを体験する旅行を組んでみたいと思いました。
 
体験する内容の候補はこちら。

 
①食品サンプルを作ろう ― 元祖食品サンプル屋(押上)
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トーキョー文化といえば、いわずと知れた食品サンプル。
実は手作り体験することができるのです。なかなか難しいようで、実はかんたん。外国人の友達へのギフトや観光にもよさそう。
 
 
②江戸提灯を作ろう ― 大嶋屋恩田(浅草)
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”江戸手描提灯”という江戸文芸品を作ることができるのがこちら。
浅草の老舗提灯屋という歴史情緒あるお店で自分だけの提灯づくり。なかなかできない江戸文化体験。
 
 
 
③蕎麦を打とう ― 江戸東京そばの会(京成立石)
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江戸といえば蕎麦。うちたてのお蕎麦をずるずるっと豪快にすすって、風味を存分に味わう贅沢なランチはいかが。
あの蕎麦の幅にカットするの実はとっても難しい。粉は入れすぎると麺がまずくなるし、混ぜ方だって大事。奥深きかな、蕎麦。
 
 
④和菓子を作ろう ― まちだ庵若葉堂(町田)
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春が近づき、ぽっと色づいた和紙でくるまれた桜味の和菓子が店頭に並ぶ時期。
あったかい緑茶と一緒に、江戸流ティータイム。もちろんおやつは自分で手作り。体にも心にもやさしい和菓子をたしなむ。
 
 
⑤和食器を作ろう ― 彩泥釜(南青山)
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陶芸体験やろくろ回し。そのときのこね方、形どりかた、焼き加減、土の種類、すべての要素が織り交ざってひとつの器に仕上がるので、
唯一無二の旅の記念に。その時々の思い出を語りあいながら、その和食器でお酒や食事をいただくと、思い出も料理も味はひとしお。
 
 
⑥キャンドルを作ろう ― the  STRIPLINGS candle(表参道)
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青山で「誰かのために」をコンセプトとした荒削りのナチュラルな風合いが特徴のキャンドルを手作り。
旅先で心に浮かんだその人へ、飾らないまっすぐな気持ちをキャンドルにこめてみては。
 
 
⑦書道をしよう ― 和様うどよし書道教室(御徒町)
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書道なんて、小学校ぶり?なんて人も少なくないはず。はらう・とめる・はねる、なかなか難しい毛筆。
墨汁がたれたり、にじんだり、なんてことも書道のひとつの醍醐味ですよね。童心にかえって書道を味わうのも素敵。
 
 
⑧盆栽を作ろう ― 彩花盆栽教室(表参道)
10120009879 20150227-IMG_0328グリーンを愉しむ人口急増中につき、和のグリーンだってたしなみたい。もうお年寄りの趣味なんかじゃないんです。
盆栽ってそもそもどうやってできているの?そこから知らない人だって少なくないはず。これを機に未知なる盆栽道の門を叩いてみてはいかが。
 
 
⑨お宿紹介
今回提案するお宿はコチラ。やはり下町風情あふれるところで、ゆっくり腰を据えて夜を楽しみたいなぁと思いセレクトしました。
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以上です!
いかがでしたでしょうか。1泊2日では回りきれないまでも、できるだけこのプランをつめこんだ企画にしてけたらいいなぁと考えております。
一日のお休みに、普段できないことをしてみるのはなかなかリフレッシュになるもの。
新しい趣味の幅が広がったりとかしたりするかも。ほんの少しのきっかけが、大きな変化につながったりするかも。
この旅で、だれかの新境地につながる出来事が起こったらいいなぁ。

ずるしても真面目にも生きていける気がしたよ

こんにちは。
日曜日更新担当のHachiです。

今週一週間は外交ウイーク。会う人会う人と焼鳥三昧。2日に一回のペースで楽しく美味しく焼鳥をいただきました。焼鳥が大好きな母親に育てられた私、そりゃあもう焼鳥大好きです。今週はすべて初めていくお店に足を踏み入れたのだけれど、中でもすこぶるおいしかったお店をご紹介します。

新宿 はじめ屋

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普通の定番焼鳥メニューはもちろんなのですが、ここには「特選」というメニューがあって、数量限定で10種類ほどの希少部位を提供してくれます。「あつみ」「ふりそで」「あぶらつぼ」等々、ちょっとあまり聞かないような串焼きが堪能でき、しかも味は絶品。串焼きはすべて油がじゅわっと残る程度に、焼き加減は少しレア。新鮮だからこその焼き加減なのでしょうか。お酒が進むのなんの。

あと、私のほっぺたが落ちそうになったのが、もつ煮込みです。関西だと土手煮というメニューが居酒屋では定番で、私も必ず頼むメニュー。甘辛いたれでモツをとろとろになるまで煮込んでいるのですが、ここのもつ煮込みはビーフシチューのように、どこか洋風で、とーっても深い味のもつ煮込みでした。おかわりしちゃいたいくらい。毎日でも食べたいよう。

お店は2店舗あって、カウンター専用のお店と、ボックス席になっているお店とあります。来店人数により使い分けできそうです。各店距離は徒歩5秒くらい。キッチンは共通なのでどちらに入ってもおいしさは落ちません。

 

さて、ぐぅとお腹が鳴りかけたところで、今週のテーマ。

「私が行きたい東京近郊一泊二日お出かけプラン」

今週のippeiの記事にも書いてあったとおり、来週末にせまったGOOD AT TOKYO 2nd PARTYで、5万円分の豪華宿泊券があたるプレゼント企画についてご紹介させていただきました。企画や、Airbnbについてなど、詳細についてはIppeiの記事で再度確認してみてください。(http://good-at.tokyo/friday/ippei/saketotabi/)

メンバー一同、Airbnbとタッグを組んで、皆さんにもっと色んな形で素敵に「旅」と触れ合っていただけたらいいなぁと考えております。ご説明のとおり、参加の仕方は本当にシンプルで簡単。メンバーの投稿をみて「私はこのプランが好き」と、ひとつセレクトしていただくだけです。

ご存知の通り、ベクトルの向かう方向がまるで違う個性豊かなメンバーたちが、頭をひねりひねり提案していく旅行。それぞれの持ち味やカラーが活きた素敵なプランが目白押しになると思うので、楽しみですよね。私も楽しみです。

楽しみですと言ってみたものの、私もきちんと考えなくちゃと我に返って焦り始めました。人気投票だなんて、どっかのアイドルみたいでどきどきしてしまいますね。旅の企画力が試されるところです。

ということで、私が考えた旅行の企画はこちら。

 

 

と、すぐに出したいところなのですが、もう少しだけお時間頂戴できますと幸いです。自分の中でのテーマは決まっているので、それを少しでも多くの人に「楽しそう!」と思ってもらえたらいいなぁ。とっておきの企画になるよう、しっかりと練りにねったものをプレゼンしますので、乞うご期待!(あっ自分でハードルあげた

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今日は自宅の最寄で開催している「太陽のマルシェ」に行ってきました。「太陽のマルシェ」とは、月に1度、土日にかけて勝どき駅前の公園で開催している青空マーケットです。

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無農薬有機野菜や、焼き菓子、パンや塩、オイルや茶器、コーヒーなど、ところんこだわりを持って作られたものたちだけを並べる市場。見ているだけでもお洒落で楽しいマーケット、毎月欠かさずのぞきにいっています。

 

今日は太陽のマルシェで販売されていた卵屋さんの卵サンドとコーヒーを手に、公園のベンチでしばしピクニックを楽しみました。少しずつ暖かくなってくると、こういう食事の楽しみ方ができるようになって、やっぱり春の訪れはこころをうきうきさせてくれるなぁと思います。

 

「なに」を、「どこ」で、「だれ」と。

そういうひとつひとつの違いや変化を、大事に噛みしめていきたいなぁと、すこし穏やかになった寒さを肌に感じながらぼんやり考えた日曜日でした。

来週21日土曜日は、「おいしいお酒と食事」を、「代官山の山羊に、聞く?で」、「GATに縁ある素敵なひと」と。

 

 

今週のタイトルはスピッツのチェリーです。少しだけ春の訪れを感じる時期に聞くと、いつでも新鮮な気持ちになれるのは不思議なものです。皆が知ってる、聞き馴染がありすぎる歌だからこそ、実は見落としている素敵な歌詞が多かったりしませんか。

私にはチェリーもそのひとつでした。音楽の原点回帰。見落としていること、改めて思うこと。新しい発見がたくさんああります。


この歌を届けよう 愛することの喜びを知る魔法仕掛けのこの歌を

こんにちは。日曜日更新担当のHachiです。

さてさて、さっそくですが、今回のタイトルは平井堅の「切手のない贈り物」です。

なんとなく耳にしたこの歌詞がとても素敵で癒されたこと、そして今週のテーマの楽しげで陽気な雰囲気になんだかぴったりだなぁ、と思ったのでセレクトしてみました。

 

そしてそして、テーマのお話に入る前に、

先週投稿したとおり、今週もまたまた映画5本見るぞ週間を設けてみました。本日みた映画はこちら。

シンプルシモン

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アスペルガー症候群の男の子が、自分のせいで恋人にふられてしまった大好きなお兄さんのために、最高の恋人探しに奮闘する映画です。北欧映画というだけあって、衣装もインテリアも街並みもジョークも、すべてがとってもおしゃれで、鮮やか。朝ごはんのシーンの食べものも、シンプルなのにとってもおいしそう。

なんだか毎日がキュートで楽しい、少しセンチメンタルなシーンや涙がにじむシーンもあるけれど、最後はほっこりうきうきした気持ちにさせてくれる、重たくない、さらりとしたハッピーな映画を観たいときにおすすめです。

 

さて、やっとこさ。今週のテーマは「日本酒は好き?」です。

日本酒の嗜み方あれこれ

私はそれほどお酒が強くなく、アルコール度数の強いお酒はちびりちびりと舐めるようにしか飲めないので、普段日本酒を飲む機会が少ない。日本酒が好きだ!と豪語することもできないし、日本酒について披露できる知識もそれほど持っておらず、味も好きだけれど、正直なにがおいしいとか、なにがおすすめだということは、よくわかりません。

なので、日本酒を「飲む」ということについては、好きも嫌いも語れないというところが正直なところです。ただ、飲むこと以外でも、日本酒を好きになれるし、日本酒と付き合うことができます。私はお酒の席以外の、日本酒の魅力をピックアップしてみたいと思います。

 

日本酒を「塗る」

日本酒に精製水やはちみつを混ぜて、パックにしたり化粧水にしたり。手づくりコスメに使える日本酒。SK=Ⅱの化粧品が酒粕を使用しているように、お酒が美容にいいのは有名な話。

とはいえどうやって作っているのかしら、と思い調べてみると意外と簡単みたいで驚きました。

求める効能や、体質によって材料は変わってくると思うので、調べて自分にあったものを使ってみるといいかもしれません。

手作りコスメとなると、少し抵抗がある方もいるかもしれませんが、私は日本酒ではないのですが、豆乳を使ったボディローションを実家で手作りしていました。カラダの産毛を薄くしてくれる効果があるので、毎日こつこつ塗り続け、イソフラボン効果でお肌もやわらかくしっとりし、産毛も気にならなくなってきたので、効果はあったような気がします。

手作りは保存状態に気をつける必要はありますが、入っているものが自分ですべて目に見えるという安心が大きいです。

 

日本酒に「浸る」

女優の長澤まさみさんも実践しているという日本酒風呂。少しぬるめのお湯に、日本酒を2合ほどいれ、浸かるだけ。血行促進効果はもちろん、保湿、美白効果も期待できるそうです。種類や質は問わないが、純米酒がおすすめだそう。また、たくさん老廃物もでるので、そのあとのお湯は抜き、お風呂の掃除も忘れずに。

 

日本酒を「語る」

日本酒好きなら覚えておきたい豆知識。

味、色、香り、温度、これを表す日本酒ならではの言葉があるのをご存知でしょうか。(私は知りませんでした。いまWikipediaをひらいて、びっくりしたところです)

たとえば味なら、キレ、芳醇はよく耳にしますが、「ふくらみ(口の中に広がるバランスのよいしっかりとしたコク)」とか。

色なら「さえ(美しく透き通った光沢)」、「照り(うっすら山吹色)」とか。

香りなら「上立ち香(まだ酒を含まず、酒の表面から鼻先へ匂い立つ香)」とか、「吟香(酒を飲むとき、喉を過ぎるときに感じられる香り)」とか。

ここで紹介したのはほんの一部で、ほかにも本当にたくさんの美しい日本語で日本酒の魅力を表現することができるよう。是非Wikipediaをのぞいてみてほしいな、そしてこの美しい古き日本ならではの言葉たちで、日本酒の魅力を夜な夜な語りあかしてほしい。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%85%92

 

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日本酒のよさを、飲むこと以外で知るほうが私には合っている気がしたので、今回はこのような投稿にしました。日本酒との付き合い方はひとそれぞれ。いろんなお付き合いをさせてくれる、マルチな存在日本酒。さっそく調べた知識を活かして、まずは日本酒風呂につかりながら、日本酒用語を勉強してみようかなぁ。

 

あなたはどうやって日本酒を愛で、嗜みますか?


大事なのは変わってくこと 変わらずにいること

こんにちは。
日曜日更新担当のHachiです。

最近平日は仕事仕事仕事・・・寝る!のみとなってしまっているのが気になっており、
「平日にも自分のために時間を遣ってみよう」と思い、今週はTSUTAYAで映画を5本借りて、仕事終わりに見まくってみました。
とはいえ帰宅時間は22時をすぎることがほとんどなので、睡眠時間を削るのも違いますし、 「眠たくなるまで、無理せず少しずつみる」と決め込んで。1週間で途切れ途切れながらも、しっかりすっきり見終えました。今回は「恋愛映画」をテーマに、洋・邦問わず借りた5本のなかで、ひときわ好きだった映画を2本ご紹介します。

 

「500日のサマー」

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とあるメッセージ会社で働く男が、会社で出会った「サマー」という女性と出会い、恋をし、別れ、その後までの500日を描いた映画。恋愛映画というよりは、ひととしての人生の歩き方や考え方を教えてくれる映画だなぁと思います。

ふたり絶頂な幸せな時間も、冷え切っていく時間も、その後の時間もしっかりみられるので、感情の移り行くさまがしっかりとわかります。ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、見る人次第で感じ方はさまざまといえそうですが、たしかに希望をもてる終わり方ではないでしょうか。

ちなみに、映画「モテキ」で主人公のユキオが浮かれた気分で、Perfumeの歌に合わせて街中のひとたちと踊りだすシーンがありましたが、そのもとになったかのようなハッピーなダンスシーンがみられます。「モテキ」好きは是非一度見てみてほしいです。

 

「ルビー・スパークス」

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「500日のサマー」のスタジオが作った映画。友達付き合いが苦手で、ヒットを書き上げた後の次の作品がなかなかうまくかけずスランプにおちいっている作家の男の子の恋物語。ある日突然自分が小説の中で書き上げた理想の女の子「ルビー」が目の前に恋人として現れ、ふたり恋に落ちていくというお話です。

天真爛漫で愛情深いルビーに夢中になっていく主人公。しかしルビーは自分が作り出したこの世には存在しない女の子。ふたりの甘い時間や、はしゃぎ楽しむ笑顔、そして切ない心のすれ違いなど、ふたりの自然な演技から醸し出される雰囲気が素敵です。

ファッションやセットもとてもおしゃれでキュート。ファンタジー小説なのに、自分もその世界観にするりと入り込みやすい。

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俳優の斎藤工は映画好きで有名ですが、彼はいつでも観たいDVDを何十本持ち歩き、隙を見つけては観ているそうなのです。そしてそのとき、彼は「自分の空いてる時間を考えて、その時間にあうものを観る」そうなのです。

たしかに「映画みるぞー」って意気込むと、なかなか腰が重かったり、後回し後回しになって結局見なかったりとかしてしまいます。90分で終わるもの、130分で終わるもの、時間で区切って、自分の空いてる時間のスペースにはめこむように映画をチョイスすると、有意義に時間を遣いつつ、スケジュール的にも無理しなくてすごくいいなぁ。

今週はそんな「たくみルール」に則って、有意義な夜を過ごすことができました、とさ。

さて、今週のテーマは「代官山」。

「仕事、遊び、すべての始まりの場所」

大阪在住のときはまったく東京という街を知らず、東京を訪れることがあっても、ただただカフェで友達に会ったり、メジャーすぎるほどメジャーな場所にしか足を運んだことがありませんでした。そんなに興味もなかったんだと思うなぁ、今考えると。

昨年の5月、転職にあたって編集ライターの面接へ向かうことになった。会社の場所は「代官山」。「代官山とはどこぞや?」。まずアクセスから調べてみると、なるほど「代官山」って東横線という路線しか通ってない。なんだか行きにくい。

え、結構田舎?おや特急も止まらない。渋谷から行くのもなんだか微妙な距離。そのうえ道もなんだか複雑じゃないの。え、どうなの代官山。というのが最初の感想。アクセスだけをみて、今考えたら恐ろしく代官山のことを見誤っていた。誠に恐れ入る。

面接に向かうときも緊張のあまり景色や街並みを楽しむ余裕もなく、複雑な小道に惑わされながらなんとか会社について面接を終えた。「代官山だぞ!?おしゃれだろ!?」と自慢げに語る陽気な49歳の社長の言葉に、愛想笑いをしながら、甚だ疲れ果ててすぐに帰路に着いた。

なんとか採用の連絡を貰い、東京にいる友人や父親に話すと、口をそろえて言われたのは、「代官山勤務地??おしゃれ!」。「ほう、そうなのか、代官山という場所はおしゃれなところなのか」。そのとき代官山の世間的評価を初めて知った。私が知らなかっただけなのか、大阪府民への認知度がそのレベルなのか。とにかく、どんな街かさえ見当もついていなかった去年の冬の私。

代官山で働きはじめ、とはいえ朝から晩まで会社にこもりきりで、そんなに代官山を楽しめたのかと聞かれれば難しいけれど、仕事(という名の気分転換も含む)で毎日代官山界隈を散歩をしたり、お店をめぐったりしていたので、嗜む程度には代官山を知ることができたと思う。歩くのも好きだったので、セブンイレブンのアイスコーヒーを片手にずんずん街を闊歩した。散歩しがいがある街、代官山。

休みの日もくたくたで、なかなか新天地を開発する気にもなれなかったので、ほとんど恵比寿・中目黒・代官山界隈でうろちょろ。そんなこんなで東京の街での日々を重ねていったので、今ではなんとなく落ち着く街、動きやすい街が「代官山」だなぁと感じるようになった。けして、洒落込みたいわけでも、かっこよく代官山に馴染んでいるわけでもなく、とにかく最初の始まりが「そこ」だった、という感じ。私の娯楽であり、仕事場であり、生活であり、基盤だった街、代官山。

でもスタートをきった場所がとても恵まれていたと、私はラッキーだったと心底思う。代官山という街から色んなことを感じたし、教えてもらった。私は「代官山」は「個性を受け入れる街」だと感じている。洋服、食べ物、街並み、ひと、オブジェ、建物、歩き方、過ごし方、見方。すべてがどれもOKでウェルカムで自由。一風変わったもの、驚くもの、知らないもの、すべてにおいて「いいでしょ?」「いいよね?」と問いかけてくる。問われたほうに「YES!」と言わせんばかりの自信とこだわりで押しきってくるけど、それがなんだかかっこよくて、おしゃれで、嫌じゃない雰囲気。思わず「それいいね!」と言ってしまう、そんな雰囲気が街を包み込んでいる感じ。なんだってこだわればおしゃれになる、アートになる、素敵になる、価値になる。着眼点、感じ方、見方、聞き方、見せ方、考え方。それを教えてくれたのが代官山という街だった気がする。代官山にあるものが、いるひとが、店が、その相乗効果でどんどん付加価値がついていく。私にたくさんのことを教えてくれた街、代官山。

いまの自分に不安になった日、仕事で褒められてうれしかった日、不眠不休で働き続けて疲れ果てた日、大阪が恋しくて泣いた日、おいしいパンを買えた日、かわいい服を見つけた日、友達に会いたくなった日、好きなひとと電話した日、次の雑誌の企画が浮かばずうなった日。代官山の駅、道、店、空、風、人、朝、夜。すべてが東京ビギナーの私を見守ってくれていた。

毎日いろんな気持ちになりながら、代官山を歩いた。思い出すと、そんな色んな気持ちがこみあげて、あぁなんだか涙がでそうになる街、代官山。

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代官山で12月まで働いたなかで、私の日々を暖かく見守ってくれたお店をいくつか紹介します。「もう知ってる!」なんてお店も多数かと思いますが、これが代官山で私が過ごした日々の中、馴染んで、愛した場所です。

①モトヤエクスプレス

a2fffd0ed5f54e03a6bbccafb3428fd322209adb_tn482x298代官山駅を降りてすぐ、「モトヤエクスプレス」というコーヒー販売をおこなっている車が停まっている。そこのおじさんと仲良くなって、よくだらだらおしゃべりをしてはコーヒーを飲んでいた。おじさんは車で来ているからきっと無理なくせに、「飲みに行こう」が口ぐせだった。まだ叶わぬその約束はいまも有効なのかしら。

 

②ロータスバケット

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代官山蔦屋書店と中目黒に店舗があるパン屋さん。小ぶりなサイズで、価格帯も安いので、いろんな種類を少しずつ楽しめる。特においしいのはスコーン。私のいちおしはバナナスコーンで、焼き立てのときのふわふわあつあつのスコーンと、中からこぼれる大粒のバナナの果肉がジュワっと甘みと酸味を醸し出す。スコーンを頬張りながら、代官山蔦屋書店へ足を運ぶのが定番コース。

 

③LUSH代官山店

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東京にきたとき、水が変わったせいで肌質も変わってしまい、乾燥肌や肌荒れにすごく悩んだ。そのときに駆け込んでみたのがLUSH。パックを購入して、そこから洗顔とポイントメイクリムーバーとスペシャルパックはLUSHを愛用している。

肌質にもよるかもしれないけれど、私はLUSHで乾燥肌がかなり改善した。コスパもよいのでおすすめ。代官山店は比較的遅くまで営業しているし駅の目の前ので、仕事帰りに立ち寄ることができて大変ありがたかった。私が愛用しているのは「俳句」(化粧落とし)、「ブラックダイヤ」(洗顔)、「生パック各種」。肌、美容に興味をもったきっかけでもある。

 

④エンポリオエクスプレス

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女子に大人気のアサイーボウルが食べられるお店。テイクアウトも可能だし、イートインもできるので、ありがたいことこの上ない。アサイーボウルを色んなところで食べてみたけれど、ここのアサイーボウルは「メープルシロップ」をかけていただく珍しいもの。かちかちに凍っているので、少し時間をおいてシャーベット部分をとかし、上からとろりとメープルシロップをかける。お店にはこれまた珍しいホットのアサイーボウルもあるので、寒いいまのような時期にはそちらをチョイスするのもおすすめ。

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思い出がぎゅっとつまった代官山のこと、改めて考えているとまた気ままに散歩したいなぁという欲望にかられる。来週のお休みは、代官山でのんびり過ごしてみようかなぁ。

さて、タイトルは槇原敬之の「遠く遠く」です。

「遠く遠く離れていても僕のことがわかるように、ちからいっぱい輝ける日をこの街で迎えたい」

「遠く遠く離れた街で元気に暮らせているんだ 大事なのは変わってくこと、変わらずにいること」

新しい仕事を始めるため、代官山と自宅を往復する時間。この歌まるっと気持ちを代弁してくれました。

https://www.youtube.com/watch?v=ww4B4UA9XwQ

本当の幸せって一体何かな?やっぱり僕は僕でしかないや

日曜日更新担当のHachiです。
昨日今日の朝の陽ざしはめっきり新学期の朝のように春の雰囲気。スターバックスに来て、またたたみかけるように春を感じました。
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その素敵な麗しい季節を迎える前に必ずやってくるのは、そう花粉シーズン。
中学2年生からお付き合いしているこの重篤な病と、今年も向き合う時期がやってまいりました。
耳鼻科は2時間待ち。内科で毎年貰っているお薬の処方箋だけゲットして、いそいそと帰宅。
早めの対策が功を奏すること、これほど自覚させてくれるものはありません。しっかり朝晩薬を飲んで、約2か月の闘病期間を乗り越えたいと思います。花粉症で悩んでいるひと、何となく鼻がずびずびするなと感じている人ひと、独り戦法をとるなんて、そんなことしないでください。かならず病院に行きましょう。内科でもいいです、耳鼻科は混んでいるので内科が穴場です。通院後、その症状の軽減っぷりに、驚くことなかれ。

 
 

さて、今週のテーマは「あなたが目指す理想の大人」。
 
あれよあれよと月日は流れて、自分はいま25歳。なーんにも変わっていないように思いながら、やはり年齢は確実に重ねていきますね。
いまの中学生からみたら、私はきっと立派なオトナなのだけれど、それでも両親や会社の上司からみると、私はやっぱりまだまだお子ちゃまなのだろう。
どこで大人と区切るかはひとそれぞれ難しい基準であるけれど、自分なりに憧れるひとを挙げていきたいと思います。

  

「Cocco」のように弱さを隠さず、まっすぐで無垢なひと
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 中学2年生のときに、Coccoの魅力にとどっぷりはまりこみ、変わらず大好きです。
あの儚げで自由で、「あぁ生きているなぁ」「あぁ、人間だなぁ」と感じさせるな雰囲気がたまらなく私は好みです。
歌声や歌詞はもちろんだけれど、特に私は彼女のライブのMCが魅力だと思うのです。
しゃべる言葉を選びながら、そしてテンポも内容もCoccoのようなまっすぐな想いそのものだなぁと思います。
あぁいう人間くさい、嘘のない、無垢な思想と気持ちをずっとずっともっていたいなぁ。
CoccoのMCの動画を見あさっている中で心に残っているのは
「ずっと綺麗になりたいって思っていた。大人になったら綺麗なひとばっかりだから、大人になったら綺麗になれるって思ってる。だから綺麗になりたい。みんなはとっても綺麗だね。」という言葉。
(かなりぼんやりした記憶なので、意訳しているかもしれません。)
もうお子さんもいる彼女ですが、自分のペースで自分の人生を歩んでいるんだなぁ、ということと、綺麗になりたいという言葉や気持ちがあまりにもまっすぐで心にぐっとくるものがありました。  
  
  「YOU」のように茶目っ気とスパイスと愛嬌をもつひと
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ファッション、ヘア、ボディバランスというビジュアルも、秀逸な言葉の返しや笑いのセンスという感性も、演技・歌声・立ち振る舞いという表現も、すべてがYOUらしく、YOUっぽい。YOUに求められていることを、YOUしかできないことを、YOUがほどよくやっている感じ。そのぴったり感というか程よさ。
それって自分の立ち位置や立場、見られ方や感じられ方がきちんとわかっていないと、できないことだと思うのです。
自分を過小評価したり、過大評価したりってよくあることで、自分を客観的にみて、自分を上手に売り込むことって本当に難しい。
しかも無理に作らない、自分にしかない持ち味って、なんだろうって思っちゃったりします。そこを見極めている、肩ひじ張っていないようにみえて実はとっても利口で賢くいろいろ考えている、そんなYOUに憧れてしまいます。
なにかピリリとした言葉をバンバン発しても、自由な立ち振る舞いでも、YOUなら許せちゃう、そんな武器ももっているからずるい。あのキュートで謎めいた雰囲気も、実はとても利口な頭脳も、みんなのなかでの立ち位置も、すべてが憧れの存在です。  
  

「リトルミィ」のように愛と強さと自由さをもつひと
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彼女は一見少女だけれど、私にとっては彼女は立派なです。
怖いもの知らずで、いいたいことをずばずばと言ってしまうミイ。勝手気ままで自由な時に起きて、寝て、暮らしているミイ。怒るとかみついてしまうミイ。
言葉が荒かったり、感情的になることもあるけれど、ひとの痛いところに入り込んで、ちくりと本質をついてきます。
でもその言葉達は、どれも客観的で、冷静にさせてくれて、愛があるものです。痛いところをついてくるけれど、絶対傷つけたりはしません。
そして勇敢でいたいと思わせてくれるミィの生き方。ひとにどう思われるか、孤独になるんじゃないか、そういう不安を抱いてしまうひとは自由やひとりをとってお恐ろしいと感じてしまうので、自由に気ままにするって、かなり勇気がいることだと思います。自由に生きることは覚悟もいりますし。
何かを恐れずに相手のことを想って本当に思ったことを伝える、客観的な視点をもつ、勇敢である。そんな女性になれたらいいなぁ。
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私の中での憧れるおとなはこんな感じ。いかがでしたでしょうか。
「自由でまっすぐなひと」「不器用で完璧でないけれど、それでも愛嬌があって愛されているひと」って言ったらまとめられるだろうか。
年齢を重ねるということは、日々を重ねていくということなので、重ねていく時間の中で色んな経験をしたり感情を抱いたりしながら過ごします。
きっとつらいことも悲しいことも山のようにあるけれど、それでもこころ折れずに、負けずに、屈さずに、周りの人にまっすぐな気持ちで、
周りの人と接することができたら、それが「おとなになった」ということなのかなぁと考えています。
私は人生を歩んでいく中で、いろんな酸いも甘いも苦いも旨いも味わい尽くしたいと思っていて、いろんな気持ちになりたいし、いろんな経験をしたい。
たくさんの感情を抱いて、たくさんの経験をして、必死にもがいてやっとこさ乗り越えて、そのあとはきちんとその経験を自分で受け止めて、
そんな時間を繰り返すことができたら、ふと気づいたとき自分が思う「おとな」になっているのではないか、とぼんやり考えています。
いつまでも純粋にまっすぐなこころを持ち続けるひとは、ただずっと純粋でいたわけではなく、
たくさん考え、悩んで、迷いながら葛藤しながら、いろんな気持ちの紆余曲折を乗り越えた末に、そういう生き方を見つけてきたんだと思う。
無垢で自由なひとは、強くて、やさしくてそのぶんたくさん辛いことや悲しいことを乗り越えてきたひとなんじゃないかなぁ。
人生なんにもない、悩みなんてなんにもない、なんてことはない。大きくても小さくても、みんなそれぞれいろんな人生がある。
日々の歩みや経験を自分を卑下したり同情をかったりすることなく、過去の経験を勲章とせず、すっとと自分の肥やしに変えていく。
そして、いまの等身大の自分を、等身大サイズでみつめる。
自分をきちんと客観的に見つめて、慎ましやかにのびやかに、そして健やかに生きていく。そんな風でいたい。そういれるかな。そういたい。
  
今週末は珍しく予定をぎゅうぎゅうに詰め込みました。今週末の予定のフィナーレはGAT「シュラスコの会」です。
ルイス氏プレゼンツで、ブラジル料理を食します。楽しみだなぁ。昨日の夜はタイ料理、今日のランチはインド料理でした。
料理を通して自分なりの世界一周旅行。楽しんでまいります。

 
 

さて、今週のタイトルの歌詞はゆずの「明日天気になぁれ」です。
「やっぱり僕は僕でしかないから」という言葉。憧れや希望はどんどん溢れてくるけれど、結局自分は自分なのだから、
そのことをいい意味で大事に頭にとっておかなくちゃいけないなぁと思います。
この歌を聞くと、ゆるくゆる「まぁーなんとなくがんばりますか」くらいの気持ちで腰をあげたくなる。
全力の汗がほとばしるような応援歌もいいけれど、これくらいが私にはちょうどよい気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=JbF8l0fDYa0